子供
お名前をどうぞ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
汗ダクダクになって戻ってきた唯愛に対して涼しい顔をしている3人
「楽しかった?」
「うん!いっぱい、グルグルしてもらった!」
グルグル?
「羅生門でグルグルと振り回された」
あ、なるほどね
「お疲れ様」
あたしの横にいる樋口ちゃんを見てキョトンとしてる唯愛は
「おねーちゃん、だぁれ?」
「ひ、樋口がねーちゃんっていう立場じゃねーだろ」
「わ、私…ですか」
「うん!」
「樋口一葉といいます」
「いっちゃんね!」
「いっちゃん…ですか」
「うん!いっちゃん!」
「一寸だけ見ていてもらってもいい?」
「構いませんが」
「この子の洋服を一寸買ってくるわ此れだけ汗をかくなんて、想定外だったんだもの」
「なるほど」
「いっしょにいくー!」
「此処で留守番だ。やつがれ達と一緒にだ」
「りゅーくんたちと?」
「そうだ」
「ぶぅ…ママとおかいものしたい!」
「すぐに帰って来るわ」
「ほんとう?」
「本当」
「パパとママ、どっちがはやい?」
「其れは何も答えられないわ」
「ぶー!!」
「風邪ひいて、太宰さんたちと出かけられなくてもあたしは知らないからね?」
「やだぁ!」
「でしょう?だからお留守番。此処で待って居なさい」
「ゆあがわがままだからママはおかいものにつれていってくれないの?」
「そんなことはないだろう」
「だって!」
「唯愛。お前が大事でなければ中也さんだって、乃愛だって面倒など見ないだろう。だが、今お前の面倒を見ているのは紛れもなく中也さんと乃愛だ」
「ふぇ…っ」
「唯愛」
「ママ?」
「中也が帰ってきたら美味しい物。食べに行くんでしょ?」
「いく」
「でも、そんな冷えた体でいたら、中也は何処にも連れて行ってくれないわ。
だから、此処でお風呂に入っていてくれる間に唯愛の着るものを買ってくるわ」
「ほんと…?」
「本当よ。遊んで待って居ても構わないのだけれど」
「りゅーくんたちと?」
「そう」
「まってる…」
「いっちゃんもー!」
樋口ちゃんも唯愛に巻き込まれて遊ぶことにしたらしいのでその隙に、買い物を済ませてこようと離れると
「車を出そうか」
「ううん。大丈夫」
「そうか?」
「うん。中也がいるみたいだから」
「おや」
「中也と選んでくる」
「そうか。じゃあ、中也さんのいる所まで送る」
「ありがとう」
車に乗って、あるショッピングセンターに連れてきて貰うと
「本当に此処なんっすか」
「うん」
「わりぃな。立原」
「お疲れっす。中也さん。じゃあ、俺はこれからまた唯愛の面倒を見に戻ります」
「わりぃな」
「いえ。何かあれば読んでくれれば来るんで」
「ありがとう」
入り口で別れて、お店に入ると
「別にアイツが居ても良かったんじゃねぇか?」
「そしたら、
あたしと中也が来たのは子供服売り場
「驚くかしら」
「だろうな」
あたしと中也が見ていたのは、新生児の洋服だ。ポイポイと籠に入れて行く中也に苦笑いしか出来ないあたしは其の儘、中也と一緒に唯愛の服も見に行くことに
「あ?んでアイツの服まで」
「遊びすぎて、汗ダクダクなの。きっとそのまま居たら風邪ひいちゃうわ」
「そりゃ、大変だわな(本人が)」
「でしょ?それに、明後日着ていく服も見ておきたかったから」
「あぁ。成程な」
唯愛の服もポイポイと入れて行く中也
中也の服選びのセンスは驚くほどよくて何時も、ポートマフィアだけじゃなくて探偵社でも、幼稚園の私服で行ける日も可愛いと絶賛されるほどだ
「んなもんか」
「此れだけ買ったら十分じゃない?」
「どうだろうな」