喧嘩
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「善かったのかい?梓紗の事が
心配で来てくれた中也の所に帰らなくて」
「だって…」
今まで、任務で女の人と一緒だと
写真や情報で共有してくれてたのに
今回は、そんなことも無くて
銀ちゃんにコレと渡された写真が
中也と知らない女の人の写真だったなんて
「本当に
「いない…と思いたいですけど。入ってくれば
中也や紅葉さんからあたしは訊かされますので」
「そうかい。でも、私の所に来る
と言う事は、姐さんや
「はい」
「然し、私なら知って居ると思って来たものはいいが
蓋を開ければ、私も知らなかった。そう言う事だ」
「はい」
探偵社に行けばきっと、太宰さんよりも
凄い頭脳を持ったあの名探偵がいると
訊いている。だけれどその人を
あたしは知らないし、きっとその人も
あたしの事は知らないだろう
「乱歩さんに見せればすぐに分かるのだろうけれどねぇ
生憎乱歩さんは今はいないのだよ」
「え?」
「乱歩さんは別件で暫くは帰ってこないのだよ」
「そうなんですね」
ランポさんと、いうのか
「太宰さんは…」
「ん?」
「何で、ポートマフィアを抜けたのですか」
「其れを、君から聞かれる日が来るとは思わなかったよ」
「え?」
「確かに。織田作も今は探偵社にいる。
朱里も彩伽も一緒に探偵社に引き連れて来た。
でも、君は中也のそばを離れると考えた事はあったかい?」
中也のそばを離れる?
「無いです」
「そう言う事だよ。だから君を連れて行かなかった。
でも、今の君ならこのまま連れ出すことも出来るよ。私たちがね」
たち?
なんて思っていると
「何を隠れて逢引などしているのだ。包帯無駄遣い装置がぁ!」
あ…あい…逢引!?
あたしと、太宰さんが!?
「残念。逢引ではないのだよ。国木田君」
「何!?では、こんな…」
「「「梓紗」」」
「…っ」
「元気そうで何よりだわ」
「お兄ちゃんと喧嘩でもしたわけ?」
「朱里さ…彩伽さ…」
ギュウッと抱き着くと
「あらあら」
「相変わらずね」
「その様だ」