喧嘩
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「え?何?あの蛞蝓と喧嘩したの?
梓紗にしては珍しいんじゃない?」
そうかも知れない。
太宰さんがポートマフィアを抜けてから
此処まで大きな喧嘩はしたことがなかった
「でもねぇ。あの蛞蝓が、他所 に女がいるなんて想像がつかないのだけれど」
「そう言うと思った」
スマホの写真を見せると紛れもなく中也で
一緒にいる女の人はあたしも
ポートマフィアの人間も、首領ですら知らないという
しかも、彩伽さんですらこの女の人を見たことがないというもんだから驚きを隠せなかった
「この女性は見覚えがないねぇ」
太宰さんですら見覚えがないとなると本当に分からないと思った方がいいのかもしれない
「これで喧嘩したのかい」
「はい」
「しっかし、それでよく私の所に」
「だって、紅葉さんの所に居てもすぐに見つかるし
黒蜥蜴じゃ、話しにはならないし
遊撃隊だって中也の部下だもの」
其れだったらポートマフィア外の人間に縋るしかなかった
「其れに、中也が勝手にしろって」
「確かに言ったが。誰が太宰の所に行って良いっつった」
!?
後ろに何時の間にか来ていた中也に体ごと引っ張られたあたし
「だから勝手にしてるじゃん。
太宰さんの所に来るのだって、中也には関係のない事でしょう?」
「んなわけ、あるか!」
「中也」
「あ?」
「この女性に見覚えは」
あたしの持っていた写真を中也に見せた瞬間
腕の力が抜けたのが分かり、太宰さんの後ろに隠れた
「此奴は」
此奴は?
「確かに俺だが。この女は誰だ?」
其れはあたしが訊きたいのだけれど?
「梓紗?」
「中也なんて知らない」
太宰さんの後ろに隠れているあたしに不満があるような顔をした中也
だけれど、それでも今は中也の傍に居たくなくて
「中也」
「んだよ?」
「暫く彼女は預かるよ。私個人が」
「探偵社ではなく。か」
「勿論。でなければ
彼女が私個人に連絡なんてしてくるはずがないだろう」
「其れもそうだが」
「君は、この彼女が誰なのか覆えていないというのなら
思いだすまではきっと彼女は帰らない。と言うだろうね」
最悪だ。そう言った中也はその場を離れて行った
梓紗にしては珍しいんじゃない?」
そうかも知れない。
太宰さんがポートマフィアを抜けてから
此処まで大きな喧嘩はしたことがなかった
「でもねぇ。あの蛞蝓が、
「そう言うと思った」
スマホの写真を見せると紛れもなく中也で
一緒にいる女の人はあたしも
ポートマフィアの人間も、首領ですら知らないという
しかも、彩伽さんですらこの女の人を見たことがないというもんだから驚きを隠せなかった
「この女性は見覚えがないねぇ」
太宰さんですら見覚えがないとなると本当に分からないと思った方がいいのかもしれない
「これで喧嘩したのかい」
「はい」
「しっかし、それでよく私の所に」
「だって、紅葉さんの所に居てもすぐに見つかるし
黒蜥蜴じゃ、話しにはならないし
遊撃隊だって中也の部下だもの」
其れだったらポートマフィア外の人間に縋るしかなかった
「其れに、中也が勝手にしろって」
「確かに言ったが。誰が太宰の所に行って良いっつった」
!?
後ろに何時の間にか来ていた中也に体ごと引っ張られたあたし
「だから勝手にしてるじゃん。
太宰さんの所に来るのだって、中也には関係のない事でしょう?」
「んなわけ、あるか!」
「中也」
「あ?」
「この女性に見覚えは」
あたしの持っていた写真を中也に見せた瞬間
腕の力が抜けたのが分かり、太宰さんの後ろに隠れた
「此奴は」
此奴は?
「確かに俺だが。この女は誰だ?」
其れはあたしが訊きたいのだけれど?
「梓紗?」
「中也なんて知らない」
太宰さんの後ろに隠れているあたしに不満があるような顔をした中也
だけれど、それでも今は中也の傍に居たくなくて
「中也」
「んだよ?」
「暫く彼女は預かるよ。私個人が」
「探偵社ではなく。か」
「勿論。でなければ
彼女が私個人に連絡なんてしてくるはずがないだろう」
「其れもそうだが」
「君は、この彼女が誰なのか覆えていないというのなら
思いだすまではきっと彼女は帰らない。と言うだろうね」
最悪だ。そう言った中也はその場を離れて行った
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