子供?
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そんな事を話していると
「おさむ…くん?」
「やぁ。おはよう」
「おはよー」
「随分と、ナオミちゃんをお気に召しているようだねぇ」
「あ…」
膝から降りたあたしに
「宜しいのですよ?」
「でも」
「ナオミちゃんの事は好きかい?」
「すきぃ!」
「!!」
そう答えたあたしに驚いた顔をした女の人
「わたくしもほたるちゃんが好きですわ」
「ほんと!?」
「はい」
ヒョィと治君が女の人の膝に乗せてくれると
治君が借りてきてくれた本を再び読んでくれて
「これも、すいぞくかんにいる?」
「いると思いますわ」
本を見て居る中連絡が来たらしい治君は
「ほたる。蛞蝓が迎えに来てくれるらしいよ」
「ムシはきらいだもん」
「ですって」
「ほぅ。俺は何時から虫になったってんだ」
「ちゅうやくん!」
膝から降りて中也君の足に抱き着くと
「随分と世話になったな」
「いやぁ。可愛いほたるを見られたから私としては満足なのだけれどねぇ。決めるのはほたるだよ」
「ちゅうやくんがいい!」
「だとよ。だが、随分と懐かれた奴もいるじゃねぇか」
「まぁね」
そんな会話をしているが訳の分かって居ないのは探偵社とほたるだけだろう
「どういうことですか」
「ふふ。ほたるはね。ナオミちゃんと谷崎君にも懐いているということなのだよ」
「僕…ですか!?」
「うん。そう。谷崎君」
中也君の足元から顔を覗き込ませたほたるは
「また遊びにおいで」
「いいの!?」
「勿論」
事が動いたのは1週間後の事だ
「全く。ほたるを預けてきてすぐに私に話があるなんて可笑しいと思ったのだよね」
「俺だって、テメェに用がなきゃ言わねぇよ」
それもそうだ。なんて言っているけれど
「で?何か分かったのかい?」
「とりあえずはな。アイツに異能を掛けた奴がポートマフィアの傘下にいる」
「それはまた。探しているのに見つかるはずがない」
「あぁ。そいつも精神年齢を操る異能力者だ。既に傘下内でもソイツの異能で被害が拡大してる」
「と言うのは?」
「精神年齢を操るんだが、どうも年齢を若返らせるほうの異能力者らしい。
ほたるの事は首領にも報告はあげているが」
「へぇ。中也にしては珍しい」
「だが、俺が連絡を貰った時にはすでにおらず、今現在は行方知れずだということになっている」
「そうかい」
確かにここ1週間は、中也が朝早くに来て太宰のいる探偵社にほたるを預けているのが日課になっている
今日も今頃は上でナオミ当たりと一緒にいるのだろう
「何時までも待てる首領じゃねぇのはテメェも知ってんだろ」
「まぁね。でも、明日は無理なのだよ」
「あ!?」
なんて言っていると入ってきた探偵社とほたるの姿。
ほたるに関しては、ナオミちゃんと手を繋いで歩いて来ている
「ちゅうやくん?」
「おー。ほたるか」
「ちゅうやくんがいる!なんで!?おしごとだって!」
「仕事の話だよ」
「そうそう。太宰さん」
「ん?」
「ほたるちゃん。明日の水族館は皆で行きたいそうですよ」
「そうかいそうかい。では、皆で行こうね」
「うん!」
「水族館?」