子供?
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そんな中、届いたパフェとオレンジジュース
「でっかーい」
「お食べ」
「お前。またツケを…!」
「残念。中也から預かっているからね。ほたるの生活費」
「其れならいい」
頂きます。そう言って食べ始めた蛍を見て
「こうしていると、本当にただの子供ですわね」
「そうだねぇ」
「これおいしーね!」
「連れてきて貰ったかいがあってよかったねぇ」
「うん!」
口の周りにパフェを食べた痕跡を残しながら言っている蛍に
「随分と可愛いねぇ」
「かわいい?」
「可愛いよ」
「其れはもう。あの
なめくじ?
「ムシきらい」
「そうだよねぇ。蛍は虫が嫌いだったねぇ」
「キライ」
「でも、蛞蝓といる蛍は可愛いんだけれど」
ブゥと頬を膨らませた蛍に
「本当に子供ですわねぇ」
「ごちそーさまでしたっ」
「美味しかったかい?」
「うん!」
蛍の口の周りに付いたクリームを拭きとった太宰とほほえましそうに見ている探偵社の皆
「そう言えば3歳でポートマフィアに拾われたと言っていましたが
蛍ちゃんのご両親って」
「すでに亡くなっているよ。蛍は孤児院の出なのだよ」
「「!?」」
「其れを、森さん…つまりは」
「俺達の首領が見つけてきたっつー分けだ」
「「!!」」
「ちゅうやくん!」
「よぉ」
「おい太宰。例の奴は」
「まだ見つかってはいない。
探してはいるのだけれどねぇ」
「そうかよ」
「ちゅうやくんとかえれるの!?」
「わりぃな。俺はまた別の仕事だ」
「えー」
「仕事が終われば迎えに来る。それまでは、こいつらと一緒に居ろ」
「はぁい」
「良い子だ」
頭にポンと手を当てて直ぐに出て行った中也の後ろ姿を寂しそうに見ている蛍に
「「蛍ちゃんは行って見たい所とかないの?」
「いってみたいところ?」
「そうそう」
「んーっとねぇ、おさかなさんがいっぱいいるところ!」
「水族館だねぇ」
「すいぞくかん?」
「そう。蛍が今言ったお魚がたくさん。居るのだよ」
「魚だけじゃないですけどね」
「!!そうなの!?」
「そうですわ」
「すごーい!」
そう言えば…そう言ったナオミ。
「##NAME2##ちゃんを図書館に連れて行って本を見せるのもいいかもしれませんわね」
そう言ったナオミに
「それだ」
「へ?」
「あの時の蛍の見れなかった顔を見られるかもしれないということだ」
然も、あの蛞蝓よりも先にね。なんて言っている太宰
「歩いて行けば、ポートマフィアに見つかる可能性が大きくなるぞ」
「そうだけれどね。歩いて行けば其処でもまた違う顔を見られるだろう」
「?ほたるおさんぽもいっていいの?」
そう言った蛍に此処にいる皆が可愛いと思った事は言うまでもない
「そうだねぇ。お散歩しながら行って来ようか」
「なら、飲み物も必要だねぇ」
「そうですわね。わたくし達よりも小さい蛍ちゃんは喉が渇くでしょうし」
「おみず?」
「用意してこようかねぇ」
そう言ったお店の女中さんは、奥から何かを持ってきて、その中に入れてくれていて
「はいよ。これは持ってお行き」
「いいの!?」
「勿論だとも。確りと飲むんだよ」
「はぁい」