子供?
お名前をどうぞ
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探偵社side
太宰が国木田と一緒に任務に出て数時間
「寝ちゃいましたね」
ソファーに座っていた蛍も待ちきれず寝てしまったのだ
「静かになったな。太宰の奴はあの娘も連れて行ったのか」
「いや。其処で寝てるよ。社長」
「そうか」
「然し、何でポートマフィアの子を預かっているんですか?太宰さんは」
「ある、異能に掛けられていると太宰は言っていた」
「「ある異能?」」
「そうだ」
「乱歩さんは分かるんですか?」
「精神年齢系の異能なんだろうけどね。僕にはそれしか分からない。でも、あの太宰が触れて戻らないということは、掛けた本人に異能無効化を掛けなければ彼女はこのままだということだろう」
「!!」
「でも、太宰さんも子供を扱うの上手でしたよね」
「確かに」
「とりあえず、此れでも掛けといてやんな」
そう与謝野先生が持ってきた毛布を掛けると
「あったかい」
そう言って包まった女の子
「そう言えば、名前はなんて言うんでしょうね」
「さぁ?なんせ太宰さんしか懐いていないからどう呼ぶにも、呼べないですよね」
太宰たちが出てから数時間後
「んーー」
目を擦りながら起きて来た女の子
「おさむくんはー?」
「まだ帰って来ていないんだ」
そう言った言葉にショボンと肩を落とした女の子
「君の名前は何て言うんだい?」
女の子は自分の方に指をさしていて
「うん。そう」
「ほたる」
「ほたるちゃんか。可愛い名前だねぇ。僕の名前は谷崎潤一郎」
「わたくしはナオミといいます」
ビクッ
「ちゅーやくん…」
「!?」
「まだ、きてない…」
「一体…」
「ほたるちゃん。太宰さんたちが帰って来るまで少し下でお喋りでもしてこようか」
「おしゃべり?」
「そう。お話しするの」
「そうそう。美味しいものでも飲みながらお話しましょ」
「いく!」
「谷崎さん。扱い上手ですよね」
「そうでもないさ」
女の子を連れて下のうずまきに行くと
「おやおや。可愛い女の子を連れて来たもんだねぇ」
「ですよねー」
メニューを見ていると
「やぁやぁ」
そう帰って来たばかりの太宰に国木田
「おさむくん!」
「蛍。いい子にしていたかい?」
「今ちょっと前まで寝ていたんですよ」
「そうかい。お昼寝で来たかい?」
「した!」
「で。少しお話しようって。此処まで」
「成程ねぇ」
メニューを見た太宰は
「ほたるの好きなオレンジジュースがあるよ」
「ほんと!?」
「本当だとも」
「オレンジジュースが好きなんだ?」
「すき!」
「そうなんだね」
オレンジジュースに何かを頼んでくれた太宰
「おさむくん?」
「なんだい?」
「なんでもなーい」
「そうかい」
「然し。何でこうも太宰には懐いているのだ」
「あぁ。蛍を丁度ポートマフィア内で私たちが出会った年なのだよ」
「「!?」」
「蛍がポートマフィアの構成員に拾われたのは3歳
5歳の時に私と中也で面倒を見始めていた。と言うか見せられていたのだよ」
「へ?」
「そうだったのか。だが」
「何故、ポートマフィアは今回お前を頼った」
「森さんは幼女主義だし。姐さんは蛍を見つけたらきっと手放さないからねぇ」
「良いではないのか」
「中也の元に返してはくれないだろうね。姐さんの場合」