バレンタイン
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バレンタインから1カ月。
学校を卒業したあたしの前に来てたのはお父さんと乱歩君で
「おめでとう」
「ありがとう…」
其の儘、横浜の武装探偵社に帰って来ると皆があまりにも普通過ぎて固まったけど
「あ、社長。乱歩さんお帰りなさい」
「茉白ちゃんも一緒だったんですね」
「あぁ」
「今日からはずっとこの探偵社に居ることになるからね!」
「ですが、席が」
「あぁ。だって茉白は僕の隣の席だし。今日からは僕の奥さんにもなるわけだし」
そう爆弾を投下した乱歩君に皆の動いていた手が止まってしまっていた
「何だ。気づいてたのは太宰と与謝野さんだけか」
「そりゃ、気づきますよね隣になかった机を先月の終わり位に置き始めてずっとソワソワしていれば」
「しっかし、社長が良く許してくれたよねぇ」
「茉白に18になっても彼氏が出来てなかったら僕が貰うって散々言ってたしね」
そうなの!?
「作ろうにも邪魔してきたのは乱歩君だもん」
「「はい!?」」
「お陰様で友達に“彼氏がいるなら合コンも誘えないね”って言われたんだから」
「ありゃりゃ」
「じゃあ、その合コンで成功してたら」
「ここに帰って来てても乱歩君の隣では無かったかもしれないね」
「ふぅん」
なんだかおもしろくなさそうな乱歩君はそそくさと自分の席に戻って行って
「あ、でも家って確か社長と一緒に住んでるんじゃ」
「今日からは別に決まってるじゃないか」
あ、別なんだ?
「絶対に離さないから覚悟しておきなよ」
「はぁい」