バレンタイン
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「其れに。帰るのだって本当は明日のはずだったでしょ。其れを急に今日帰るなんて事しでかすから僕にも想定外の事ばかりなんだけど」
「…」
「誰のために休みをもぎ取ったと思ってるの茉白」
もぎ取った?乱歩君が休みを?
「だって!」
「何をするにも後1カ月待たされる僕の身にもなってよ」
え?
「言っておくけどもう社長には許可を貰ってるから拒否権はないよ」
「どういう事?」
「僕と同じ姓になるって言う事」
!??
「だから
ま…
「待って!」
「何?」
「あたし乱歩君の彼女だったの?」
「気づいてないとでも思ってたの?莫迦だなぁ。出会ったあの日から茉白は僕の彼女に決まって居るじゃないか」
嘘…
「だから18歳になった今でもそのままで、高校を卒業させてあげたくて我慢してたんだけど?僕は」
「うぅ…」
「まぁいいや。東京に付いたら僕のバレンタインの貯古齢糖作って貰うから」
「!?」
「僕が茉白を手放すわけがないでしょ。其れに探偵社の皆はちゃんとに気が付いているからね?社長も含めて、茉白が誰のものか」
そう言われて、東京に着くまでずっと手を握られたままのあたしは
家に着いた途端に
「じゃ、作ってよね」
って言われて渋々作った
「へぇ。僕にこんなものを作ってくれてたんだ」
「美味しいかは分からないよ?」
「茉白が失敗?するわけがないでしょ」
そう言えば
「ねぇ乱歩君」
「んー?何で今日嘘なんて」
「僕が嘘をついたら茉白はどんな反応するかな~って思っただけだよ」
んな!
「僕の机に老いて置くかなと思ったりもしたけれどね。あの太宰が渡す人がいないからとナオミに渡していたって連絡が来たからね。まぁ、其れも想定の中の1つにあったわけだ。
然も今日帰ることを知って居たのは与謝野さんとナオミだけの様だったしね」
だから横浜駅にいたの?いつ、どのタイミングで帰るかなんて分からないと言うのに?