誕生日
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誕生日前日
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「よぉ探偵社」
なんの前触れもなく表れた中也君は約束通り本当に来てくれて
「やぁ。中也」
「ちゅうやくんだ!」
「よぉ澪の欲しいもんは訊き出せたのかよ」
「それがねぇ。欲しいものには誰もなれないとしか言わないのだよ」
「成程な。其れは俺にも言っていたな。だけど本当に欲しいもんは其れじゃねぇ」
「「え?」」
欲しいものは違うと言った中也君に驚きを隠せていない
「太宰。テメェなら分かると思ったんだけどなぁ」
「私なら?」
あたしを抱えてくれた中也君は、其の儘探偵社を出て中也君の車に乗せられると
「おでかけー」
「明日のな」
「あしたぁ?」
「そうだ。明日のだ」
「わぁい」
車を出してくれた中也君は買い物に連れて来てくれて終わらせたと思ったら
「ちっとドライブでもするか」
「するぅ!」
車で横浜から出て別の場所に行くと
「ちゅうやくん!うみだ!」
「海だな。入んなよ?風邪ひくぞ」
「はーい」
中也君の手を握りながら歩いていると見慣れた背格好の男の人がいて
「善く此処に居るって分かったな」
「パパ?」
「全く私にしては時間がかかってしまったよ」
「そうかよ」
「確かに最初に言っていたことに関しては無理だ。だけれど、澪が欲しがっていたものはちゃんとあげられる」
「ほんとぉ?」
「勿論だとも」
「でも…ちゅうやくんと、おとあり…」
「では、明日の誕生日は」
「なら今から帰ってするか?そんで其の儘泊って行けばいい。そしたら明日は澪の誕生日だろ」
「うん…」
「テメェも其れで良いな」
「私はね」
「みお、ちゅうやくんとパパといっしょにいたい」
「!?」
「そうだったな。澪はそう言ってたな」
「中也に言えたって言うのはそう言う事だったのかい」
きっとあたしが中也君に言えてパパに言えなかったのは、探偵社で言ってしまえば、言われてしまえば文句を言われると分かってしまっていたからだ
「明日までだよ。澪」
「あしたぁ?」
「そう明日。澪のお願いと言うことで一緒にいてあげよう」
「しかたねぇな」
「わぁい」
「嬉しそうにしちゃって」
中也君の運転で帰って来た中也君のお家で1日早い誕生日をしてくれたパパと中也君
翌日は探偵社もお休みを撮ってくれていたパパと一緒に久々のお出掛けをして
夜は探偵社の皆と誕生日
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