誕生日
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ある日の探偵社の午前中。あたしはパパたちと一緒に下にある
「そう言えばそろそろ澪ちゃんの誕生日ですね」
「そうだな」
「そうなのだよ。だけど肝心の本人は何もいらないと来た」
「はい?」
「そんなわけがないだろう」
「そう思うだろう?なら後で澪試しに訊いてみるといいよ」
なんて言われて、お昼を食べ終わった後探偵社に戻ると直ぐに出て行ったパパと敦君
「澪」
「あきちゃん?」
「誕生日そろそろだろ。何か欲しいものはないのかい?」
「なんにもいあないっ」
「珍しいですわね。いつもは嫌と言うほど太宰さんにねだってらっしゃいますのに」
「いあないのっ」
「そうかい。ならこの話はもうおしまいだ」
なんて言っている間に、乱歩君からは読み書きをできるようにとひらがなの練習帳を渡されている
「らんぽくーん!」
「持ってきてご覧」
乱歩君に見せに持って行くと
「上手だね。次はこれだ」
そう渡された紙を持ってパパの席で練習していく
ある程度の時間がたった時だ
「そう言えば、国木田さんも太宰さんも遅いですね」
「確かに遅いね」
午前中に出て言ったはずの2人が未だに帰って来ていないのだ
「谷崎」
「何ですか?」
「澪の練習してる紙そろそろ取り上げて」
「良いんですか?」
「あまりやっても覚えられないからね」
「あぁ。成程」
そう取り上げられた紙とペン。行き場の無くしてしまったあたしの手は取り上げられた紙とペンに伸びていて
「だめぇ!」
「今日は此処まで、まあ明日しようね」
「やだぁ!!」
グズグズしていた時だった
「!?」
あたしの体が宙にフヨフヨと浮かび連れて行かされたあたしは中也君の腕の中に居て
「あれ?素敵帽子君じゃないか」
「珍しいですね。ポートマフィアの方が来るなんて」
「あの
「おとあり!?」
「あぁ」
「わーいっ」
「なんであんなに嬉しそうなんですか澪ちゃん」
「さぁ?」
「ちゅーやくん!みおちゅるちゅるたべる!」
「おー。帰ったらな。じゃあな探偵社」
そう言って中也君の車に乗り込むと
「食いに行くか」
「わぁいっ」
「蕎麦か饂飩、拉麺か」
「おうどんがいい」
「はいはい」
饂飩を食べた後
買い物に連れて行かれ必要なものをそろえてくれた中也君
「いっぱーい」
「そうだな。いっぱいだ」
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