ヤキモチ
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そう言われた翌日。探偵社に出向いたあたしは
「ご依頼ですか?」
そう聞いてきたのは時期社長だと言われている国木田さんで、そしてその横にいた女の子はあたしの方に来て
「鏡花ちゃん!?」
「久しいわね鏡花。元気そうね」
コクリと頷いた鏡花を見た後
「共同調査の話が出ているはずなのですけれど」
「え?」
「そんな話は」
「乱歩さんも今はいないですし、少しお時間を頂いても」
「構いませんよ」
そう言ったあたしの服をクイッと引っ張ってきた鏡花ははっとしたように洋服から手を離して
「
「え?」
「遊撃隊にこき使われ中也君にもよく面倒を見て貰っていたあなたが今は自分の意思で探偵社に居るのならあたしも中也君も姐さんも安心できるわ」
「でも」
「ポートマフィアの裏切り者だから?」
「「!!」」
「そうね一寸前だったら遊撃隊が動いていたかもしれないし中也君も動いていたかもしれないわね。
でもね鏡花。探偵社とポートマフィアは停戦協定を結んでしまっている。あたし達にあなたをどうこうする権利はないのよ
それに、ポートマフィアを裏切った男ですら居るのだから大丈夫でしょ」
「あのポートマフィアを裏切っている人がいるんですか」
「えぇ。今は何処で何をしているのか全く知りませんけど」
「捜索は」
「しなくて大丈夫ですよ。昨日姐さんと中也君から生存はしていると聞かされていますので」
然し、待てど待てども待って居る渦中の人物は帰って来る気配がない
「どうしましょう」
「今日はこれで失礼させていただきます」
名刺を渡すと
「この裏にある電話番号に直接つないでくださればあたしに繋がりますので」
「分かりました」
探偵社を出ると後ろには鏡花と人虎の男の子が付いて来ていて
「鏡花」
「!?」
「探偵社は楽しい?」
「楽しい」
「そう、其れならいいわ。夜のあの時いた鏡花はもういないのだから、探偵社で良くしてもらいなさい」
「うん」
「あの…っ」
「はい?」
「先ほどおっしゃっていたポートマフィアを裏切った人って」
「男よ。あたしの昔付き合って居た人よ」
歩いて少し離れた所に居たのは
「付いて来てたんだ?中也君」
「ったりめーだろ。で?あの木偶には」
「知らない」
「居なかったのかよ」