クリスマス
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車を発進させた直後
「随分と静かじゃねぇか」
「寝てしまったようでね」
「そのまま置いて帰るか」
「また泣かれるのだけれど」
また。と言うのは過去に何回か同じやり取りをして、置いて行かれていることがあるからだ
「パ、パァ…」
「太宰」
前を見たままの中也は
「茉由の事。まだ話さねぇのか」
「話すつもりは無いのだよ。話してもこの子にはどうも出来っこないと分かって居るからね」
「ホント茉由が此奴を産んだ時は驚いたけどな。あんとき手前はポートマフィアから姿を消していたくせに茉由とは連絡を取ってたわけだろ」
「そうなるね。と言うよりも夫婦だったしね」
あっという間についてしまった我が家
「柚夢」
「ん゙ーー」
「私からのプレゼントをもらうのだろう?」
「もらぅ…」
「起きて。家の中に置いてあるから取っておいで」
「ぅん」
目を擦りながら起きたあたしを、家の中に入れてくれたパパ
「ほーら。探しておいで」
キョロキョロしたあたしは、一目散に寝室に向かう
「おい。太宰」
「ん?」
「本当にあれでよかったのかよ」
「あぁ。前から欲しがっていたからねぇ」
待つこと数十分
「パパーー!!」
「はぁい」
「これぇ?」
そう見せたデカい袋
「お、すごいねぇ。正解だ」
「やったぁ!」
袋をパパに開けてもらうと
「あー!!ゆめの!」
「驚いたかい?」
「うん!」
あたしにくれたのは、ベビーカーの様なものに人形が乗っかっている玩具でパパと見に行った時には既にお店からは消えてしまっていたのだ
「ありあとぉ」
「どういたしまして」