クリスマス
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探偵社で仕事をしている中貰ったプレゼントで遊んで居たあたしは
「柚夢」
「ん゙ーー…」
眼を開けた瞬間探偵社ではなく別の場所に居ることに気が付いた
「ここどこぉ」
「俺の家だ」
その声の主は訊きなれている声で
「ちゅうやくん!」
「よぉ。お気に召したみたいだな。俺からのプレゼントは」
「うん!たくさんありがとう」
「あぁ。どういたしまして」
「柚夢」
「パパ?」
「中也がいいプレゼントをくれるそうだよ」
「もらったよ?」
「ほう。じゃあ俺とのお泊りはいらねぇなぁ?」
オレトノオトマリ
おれとのおとまり
おれとの…
「おとありできるの!?」
「随分と反応が遅かったじゃねぇか。まぁ出来るぞ。その為に仕事も片付けてあるしな」
「おとありする!ちゅうやくんと、おとありするの!」
「だとよ。太宰」
「では、私からのプレゼントは帰ってきてからと言うことになるね」
「いまほしい!」
「でも今日帰れば、中也とのお泊りは出来ないのだよ?」
帰れば、もうここには暫く来ないということを意味していて
「やだぁ!!」
「いま選べ。俺とのお泊りを取るか。太宰と帰ってプレゼントをもらうか」
「どっちもなのぉ!!」
「どっちもは選べねぇぞ」
中也君に却下されたあたしは、再び大泣きをする羽目に
「泣いても駄目だ。どっちか選べ」
「やーなの!ちゅうやくんとおとありするのぉ」
「では私からのプレゼントは」
「きょーなのぉ!」
かれこれこのやり取りを暫く繰り返していると
「仕方ねぇ」
「どうかしたのかい?」
立ち上がった中也君を見上げると
「柚夢」
「やだぁ!!」
「太宰と一緒に一回家に帰れ」
「ゔ…わぁぁぁ」
パパに思いっきり抱き着くと大泣きしているあたしに
「柚夢。中也はね。一度家に帰って私からのプレゼントを貰ってからくればいいとそう言ってくれているのだよ」
「ほんと…?」
「仕方ねぇだろ。手前が駄々こね娘になったのは誰に似たんだか」
「さぁ。少なくとも私や茉由ではないだろうね」
「あの人は、我儘なんて言わなかっただろ」
車のキーを持った中也君と一緒に下に降りるとパパとあたしは後部座席に座る。