クリスマス
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「柚夢ちゃん。別の物も見に行ってみようか」
「べつのものー?」
「そう。ナオミとは本屋さんに行くんだろ?」
「うん」
「そしたら、何か見つかるかもしれないよ?」
「うん!」
ナオちゃんと手を繋いで歩いていると
「わぁっ」
本屋さんの目の前にある雑貨屋さんで足が止まったあたし
「柚夢ちゃん?」
「これがいい!」
そう指さしたのは縫いぐるみで
「可愛いね。他にもあるかもしれない。中を見てみようか」
「あるかなぁ?」
中に入れば他にも縫いぐるみがいっぱいあって
「ゆめ、これがいい」
見つけたのは可愛い犬の縫いぐるみ。其れをすかさず写真に収めているナオちゃん
「つかれた」
「そうだよね。おいで」
下にしゃがんで両手を広げてくれた潤君の所に行くと抱えてくれて。でもちゃんとあたしにも見えるようにしてくれていて
そんな中
「あ…」
床に置いて座れるような縫いぐるみの様な物があって
「これがいい!これにするの!」
「うん。じゃあさっきのと帰ってから決めようか」
「うん」
ナオちゃんが写真を撮っていることには気づいてはいるけどそこまで気にしていなくて
「本屋さんに行く前に少し遊んでおいで」
「いいの!?」
「勿論だよ」
ふれあい広場と書かれた場所にはいっぱい人がいて
「柚夢ちゃん?」
「いや。いかない」
そう潤君の足にしがみ付いたのだ
「あー。人見知りかな」
「でしょうか?」
「ほら柚夢ちゃんが来た時って既に探偵社であれだけの人数に囲まれてたし
僕たちには何の抵抗もないかもしれないけどやっぱりこういう所で自分と同じくらいの子を見ると普通の女の子なんだよ」
「大丈夫ですわ」
「こあくない?」
「怖くなんてないですわ。だって、あそこにいる子たちは柚夢ちゃんと同じくらいですもの。其れに、幼稚園に通うのでしょう?」
「うん」
「少しだけ触れあって見てもいいのでは?」
「いてくれる?」
「勿論。1人になんてさせませんわ」
そう言ってくれたナオちゃんの言葉に潤君の足から離れて遊びに行くと
後ろから来ていた太宰に声を掛けられた
「すまないね。谷崎君にナオミちゃん」
「構いませんよ」
「目ぼしいものは見つけられたかい?」
「まだ3つだけですが」