クリスマス
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「わたくしの仕事がもうすぐ終わるので、一緒に本屋さんにでも参りましょ?」
「ほんやさん?」
「そうです。そしたら何か見つかるかもしれませんわ」
あるかなぁ?なんて思っていると
「じゃあ、大型のショッピングモールでもいいよ。その方が見つけやすいかもしれない」
「??」
「柚夢。谷崎君たちと一緒に見ておいで」
「パパは?」
「パパは此れから国木ぃ田君と仕事があるからねぇ」
「ゆめおるすばん…」
「大丈夫。谷崎君もナオミちゃんも一緒だろう?一緒に出掛けてくるといいよ。此処にいるばかりではつまらないだろう」
「ぁぃ」
「じゃあ、少しだけ待って居てくださいね」
そう言ったナオちゃんと潤君は再び仕事に戻って行って
敦君も鏡花ちゃんも非番でいないからということで敦君の椅子に座らされ
「此処で宿題していて構わないよ」
「そうだな。敦も今日は非番でいないしな」
白紙の紙と鉛筆を渡されたが欲しいものが浮かばないのだ
「んー…」
「フフフ」
「見つからないのか」
「みつからない…」
「ではこうすればいい」
「??」
「谷崎達と見に行くのであれば色々と見て回るだろ。其処である程度厳選してもらうのはどうだ」
「まぁ、柚夢が危なくないものであればいいのだけれどねぇ」
結局白紙の紙にはグルグルとお絵描きを始めたあたし
「柚夢ちゃん?」
「ナオちゃん?」
「お兄様はもう少しかかりそうなので、少しだけ待ちましょ。そしたら、一緒に見に行けますわ」
「うん!」
「ナオミちゃんや与謝野先生がいてくれると心強いよ私も」
「だって可愛いんですもの!年の離れた妹が出来たみたいで」
「いもーと?」
「そうですわ」
そう言う時ってなんて言えばいいのか分からなくて
「柚夢」
「らんぽくん?」
「ナオミも鏡花ちゃんも与謝野さんも“お姉ちゃん”って思えばいいさ」
「おねいちゃん!」
そんな話をしていると、潤君も仕事が終わったみたいで
「お待たせ」
「大丈夫ですわ」
車のカギを持った潤君の後をナオちゃんと一緒に下に降りてショッピングモール迄行くと
「でっかーい」
「そうですわね」
中に入れば、クリスマスツリーも飾られていて
「おねいちゃん」
「はい?」
「アレほしい」
「アレは流石におけませんわね。でも昨日与謝野先生と敦さんと確か買いに出ていますわよね」
「あるね」