家出
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5年後
「真逆、本当に子供を作るとは思いもしなかったけどさ」
「あの太宰が父親だなんて大丈夫なのか」
「大丈夫だからあそこまで育ったんだろうけどねぇ」
「しっかし、毎回毎回。検診行くたびに上の
探偵社の中の声
ガチャとドアを開けた瞬間
「ママーー!」
ドンとぶつかってきた小さな天使は
直ぐに治君に抱きかかえられてしまった
「危ないではないか。
和泉のお腹には、
「‥なさい」
「いいのよ?」
「しっかし、本当にすぐにできるとは思わなかったな」
「確かに。彩夢がもう4歳になるのか」
「そうですね。この子が生まれるころには5歳になっていますが」
「そうかい」
彩夢と名付けたのは社長だ
「帰ったか」
「はい」
「ただいま戻りました」
「大丈夫だったか」
「はい。順調だそうです」
「ならば善い」
そう、社長室に戻って行った社長。
「全く」
「和泉の子供が来るとソワソワしてるんだから」
「へ?」
「社長は社長で嬉しいんだよ。この探偵社に孫がいるようなもんでしょ」
はい!?
「まぁ、50だしね。社長はアレでも」
社長をアレと言えるのは乱歩さんだけだろう
「次の子供も楽しみなんだよ。社長は」
そうなんだ?
「と言うか、また、名前つけたがるんじゃないの?」
「へ?」
名前を着けたがる?
「だって彩夢の時も社長がすでに考えていた名前だしねぇ」
「「!?」」
乱歩さんの爆弾発言に驚きを隠せないあたしと治さん
「でも、社長がつけるということは
乱歩さんたちも考えているということでしょう?」
「何で?」
「じゃなきゃ、彩夢が此処まで乱歩さんだけじゃなくて
皆が可愛がってくれるじゃないですか」
「そうですね。私たちは大分それに助けられていますよ。
良いことと悪い事の区別も、勉学も少しずつ彩夢が覚えていくのは嬉しい限りです」
「そう言うもんなのかねぇ」
「そうですよ」
「其れはそうと、何故、ポートマフィアからお前たち当ての荷物が此処に届く」
ポートマフィアから?
頭を??にしていると
「あぁ。そう言う事か」
「どういう事」
「此れは、中也からだよ。彩夢宛の物だ」
はい!?
「中也に教えた?」
「教えてない」
「じゃあ、何で知ったんだろうか」
「朱里かもしれないねぇ」
朱里さん?
「あぁ。そう言う事か。納得だ」
そう言った治君は
「朱里と彩伽で買ったものを中也の名義で送ってきた。ただそれだけだ」
「「成程」」
そう言えば、朱里さんを今日は見ていない。非番だったっけ?
「朱里さんは?」
「明日の休みとチェンジしてる」
そうだったんだ…