家出
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だけれど、それでも昨日は其の儘
治さんと一緒に荷造りをして終わってしまった
そして、冒頭にいたるわけで
「入らなきゃ…駄目?」
「何して…」
「って和泉さん!?」
そんな声が聞こえて大声の方を振り向くと敦君と谷崎君で
「無事だったんですね!」
なんて声を出すもんだから探偵社の中からドアを開けられてしまったあたし達
「何を騒いでいるんだお前らは…」
そう頭を掻きながら出て来た国木田さん後ろには社長と乱歩さんたちの姿
「お…おま…っ」
「国木田。家出の理由は我々が知って居る。これ以上ぶり返せば、本当にやめると言いだしかねない」
「だね」
はぁ。とため息をついた国木田さん
「お帰り。和泉」
「ただいま戻りました」
「
「「海外?」」
「あぁ。僕と社長。太宰は知ってるけどね。和泉は海外で生まれて、ある程度まで其処で過ごしているし、其処で異能力も発現させてるからな」
「「!?」」
「で、でもそしたら異能特務課が」
「狙ったはず?和泉の異能は水なのだよ。異能特務かはそんな異能力者は必要とはしないよ」
「え?」
「和泉はある海外の田舎で生まれていてね。のどかな所だよ」
「へぇ」
「確かに、のどかね。あの場所は田舎で何にもなくて。賢治君は好きになってくれるかもしれない。静で、畑しかないのだけれどね」
「いいですねぇ」
「でしょう。あたしはそんな場所で生まれて此処に来るまで育ったの」
「で、何処なんですか?その海外と言うのは」
「仏蘭西(フランス)よ」
「「!?」」
「テレビや報道では、そんな場所あるようには」
「見えないでしょう?でもね。テレビに映っているだけの場所がフランスではないのよ。あたしはそんな所で生まれている。
日本人であった父親とフランス人の母親の下でね」
「「!?」」
「「和泉」」
「ん?」
「其れ」
「私たちも初耳だが」
「誰にも言ってませんもん」
誰にも言って来たことがなかったのだポートマフィアにいた時も首領にも中也にも姐様にも
「あの人たちも?」
「知らない。今ここにいる人たちだけ」
「そう」
「その両親は」
「殺されましたよ。ある“異能集団”によって」