「で？何だぁ？そいつは」

そう言った男は沢田君を見ていて、そう言っている間に中也君に連絡を入れると

「どした？茉白」

「助けて欲しいって言ったら来てくれる？」

「すぐに行く。待ってろ」

そう言ってくれた中也君の事だ直ぐに来てくれるだろう

「どういう関係だぁ？ゲロっちまわないと直ぐに切るぜ！」

そう言った瞬間男の体が下に沈んで

「何だぁ？」

然も後ろからはダイナマイトと来た

「其の方に手を上げてみろ」

前を見た男は驚いた顔をしていて

「何で伊太利のマフィアの暗殺部隊の人間が居んだよ」

「其れはあたしが訊きたい」

「おいおい。ポートマフィアの人間が一般人を守るのかよ」

「わりぃな。コイツは俺の相棒の妹で可愛い俺の妹だからよ」

お兄ちゃんの事、まだそう思ってくれていたんだ

「面白れぇじゃねぇか」

そう言った男と中也君が攻撃をし始めて

「すげぇな。アイツ」

「刀野郎に素手で戦ってんのかよ」

中也君、異能力すら使ってない。其れであの実力だ。

「流石は幹部様だ」

「！？」

「茉白」

「はい？」

「これ、持ってろ」

そう投げて来たのは中也君の外瘻で

「羽織っててもい？」

「当然だ…ろ！」

戦闘しながらも答えてくれるのは昔からだ。中也君の外瘻を羽織ると温かくて

「よく戦いながら喋れるよな」

リングケースを持った沢田君の前に来た男に

「「相変わらずだな」」

そう言って来た男の人の声が2つ

ん？
2人分の声がするってどういう事？しかも同じことを言うなんて

「ん？」

「お兄ちゃん！」

「今更来たのかよ。クソ太宰」

「スペルビ・スクアーロ」

「嫌だなぁ。茉白に君を呼べと言ったのはこの私だよ」

「他の誰でもねぇよ。茉白が“助けて”なんて電話越しに言うから来たんだ」

「ありがとう。中也君」

「おう」

「然し、茉白が中也の外瘻を着る日が来ちゃうなんてね」

「く…」

「子供相手にムキになって恥ずかしくないのか？」

「誰？」

「さぁ？」

然もムチ迄持ってるなんて物騒な人だ事