8話
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なんて話しているとゲームセンターで遊んで居る沢田君たちを横目に外では見慣れた帽子を被った男が黒服を連れて歩いていて
京子ちゃん達も皆、驚きながら固まっている
「時々来るんだよなぁ。あの人たち」
へー。横浜で会わないかと思えばこんな所に来てるんだ
「ん?」
黒服が何かをぼそっと話すとある男と目が合ってしまい
「ヨォ」
「!?」
「ハヒ!?」
「久しぶりじゃねぇか。茉白」
「「!?」」
そう言った男はあたしを名指ししていて驚いた顔であたしを見ている沢田君たち
「だいじょーぶよ。この人、あたしに危害なんて加える気ないもの」
「ほぉ」
「そうでしょ?中也君」
「ったりめーだ。
「善かった。任務の帰り?」
「途中だ。此れからまた別の任務だ」
あ、そうなんだ
「そういやこの間姐さんと買い物行ったんだろ」
「まぁ、途中でばったり会っちゃってね。因みに会った時は“お兄ちゃん”も一緒だったけど」
「ちっ」
きっとまだ生きてんのかよって思ってるんだろうなぁ
「でも、紅葉さんと出かけたのは2人でだけどね。カップ貰ってくれた?」
「おう。ありがとな」
そう頭に手を当ててくれた中也君
「へへ」
あたしが中也君に笑顔を向けると
「あんな可愛く笑うんだ」
「つーか、幼く見えねぇ?太宰の奴」
「確かに」
「そうだ。コレ忘れてた」
そうあたしに渡してきたのは
「何で祝?」
「姐さん言ってたぞ。お前別の学校に行ってるってな。転入とは言え入学ん時渡せなかったからな」
そっか
「ありがと」
「構いやしねぇよ。お前らコイツと同じ学校の奴らか」
「え?」
「は、はいぃぃ」
「ビビんな」
「と言うか、中也君そんな怖い人じゃないよ?」
「な!?」
「此奴と仲良くしてやってくれてありがとよ。人見知りの激しいこいつが」
「人見知りじゃないもん」
「同じようなもんだろうが」
そう言った中也君は一度あたしの頭から手を離したと思ったのに、直ぐにあたしの頭に手を当てて
「人見知りで他人を一切受け入れようとしない此奴と一緒に居てくれてサンキュな」
ほらよ。そう言ってあたしに渡して来た現金
「ちょ…っ」
「それで美味いもんでも食ってこい」
ありがとう。そう心の中でお礼を言っているころにはスタスタと先に進んでいて
「つーか。ずいぶんとヤバそうなやつと知り合いなんだな」