8話
名前を入れて読んでね
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「なぁ、此の儘遊び行かね」
「ナイス!山本。そうしましょう!10代目」
そう言った2人に
「えぇ!?」
なんて素っ頓狂な声を出した沢田君
「フフ」
「そんな面白いか?」
「面白いわよ?っていうか、あたしの周りって年齢が様々でお兄ちゃん(とあたし)の職場って、社長だってまだ40代だし、26歳、22歳がお兄ちゃんともう1人。あたしが今年で17で」
「まだ、誕生日迎えてないのか」
「えぇ。いつもお兄ちゃんの職場であっという間に過ぎて行ったけれどね」
ちゃんと祝ってくれたのは織田さんとお兄ちゃん。中也君に紅葉さん位か
「お兄ちゃんより後に来た人が18歳とその人の妹も15歳。昨日一緒にいた男の子だって18歳だしね。其れにもう1人14歳の男の子が居るわ」
「はぁ!?」
「そんな物騒な会社があんのかよ」
「あるのよ。其れについさっき帰って行ったお兄ちゃんたちだって明日にはもう次の仕事が待って居るわよ」
「嘘だろ?」
「本当。元々今日行くはずだった仕事を明日に引き伸ばしただけだもの」
「其れって」
「大丈夫なの?」
「大丈夫よ。たかが1日ずらしたところで、お兄ちゃんたちからしたらどうってことないわ」
「すげぇ」
「あんまり家庭の事とかあたしが言えたことじゃないとは思うけれど考えすぎないようにした方がいいわよ。」
「何で其れをお前が言えるんだよ。太宰」
「言えるのよ。あたしには」
織田さんを目の前で撃たれて大事な人を失ってしまったあたしにだから言えること
「太宰さん…」
「俺んちなんか、ドロドロのグッチャグチャですから!」
え?
「な!遊ぼうぜ」
「でも、学校…」
「どうせ今日、補修だけだろ」
はい?
「今日って学校休みなの?」
「お前知らなかったのかよ」
「全く」
まぁ、一昨日、昨日と休んじゃってるしあたしもきっと補修組だろうしなぁ
「そうっすよ。世の中“日曜”ですし」
本当に休みで補修だったんだ
「曜日の感覚がないのは変わらないか」
「何か言ったか?」
「いいえ。何も」
「10代目。たまには息抜きも必要っす!」
なんて言われている沢田君
「日曜なら皆呼ぶか」
「アホは呼ぶなよ。アホは」
「お前も一緒に行こうぜ。太宰」
「案内。してくれる?」
「案内?」
「そ。あたしまだここに来て日が浅いから、皆が行く場所案内してくれると嬉しいわ」
「そういう事なら」