7話
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「え?」
そう言いながらも敬礼をしながら
「自分は杉本巡査であります。殺された山際女史の後輩であります」
この女の人、山際さんって言うんだ
「紅葉さんと同じくらいかなぁ?」
「姐さんに怒られるよ」
フフフと笑って乱歩さんの方を向くと杉本と言った男性警察の人の肩に手を当てて
「よし、杉本君。今から60秒でこの事件を解決しなさい」
「「60秒?」」
なんて言った2人と後ろからゾロゾロと来ている同級生
「あ、なんであの女がこんな中に」
「さぁな」
「随分と柄の悪い同級生だねぇ茉白」
「「!?」」
お兄ちゃんはクラスの人たちの顔を見るなりそう言いのけたのだ
「あの男」
「俺達の顔すら見ねぇで言いのけたぜ」
なんて言っているのが聞こえている
「エェ!?」
なんて驚いている警察官の人を他所に話をしているお兄ちゃん
「乱歩さんだもん。もう犯人に目ぼし位はついているんじゃない」
「着いてるだろうね。と言うか調査書が入ってきた段階できっと乱歩さんの頭には既に犯人が分かって居たようなものだろうし」
「だよねぇ」
「僕なら1分以内に解決できる。僕より“優秀”だと豪語するなら出来るよね」
「あーぁ。乱歩さん怒らせるから」
顔には出してないけれど、そう言わせてしまった乱歩さんは刑事さんの方を向いていて
「それでは杉本君。いってみよう!」
アタフタしながらもいろいろ悩んでいる杉本さんは
「いくらなんでも60秒ってのは…」
なんて言っている杉本さんをみて
「おや。面白いかい?」
「まぁ、探偵社での敦君が杉本さんに変わっただけの様だし、意外と面白いよ」
「そうかい。では私からは1つ良いことを教えてあげよう」
「いいこと?」
「まぁ、乱歩さんがこの事件を解決してからでもいいけれど」
「じゃあ、そうして」
「はーい。あと50秒」
「あ、乱歩さん楽しんでる」
「だねぇ」
乱歩さんみたいな人が彼氏になったらどうなっちゃうのかな…
「あっそうだ。最近山際先輩は政治家の汚職疑惑とポートマフィアの活動を追っていました」
「んっ」
一介の警察がポートマフィアの活動を追うなんて不可能。そもそもが安吾君みたいな内務省の人間や軍警でなければきっとすぐに見つかってしまうだろうし。ただの警察と刑事にポートマフィアの潜入捜査なんて出来っこない
「確かマフィアの報復の手口に似た殺し方があったはずです」
「大丈夫かい?茉白」
「ヘーキ…」