4話
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発信器はあたし達よりほど近い山間部を疾走し荒れ果てた低木林地が車両を陰影している
「此処ですね」
そんな中、斜面からの銃声が鳴り響いていて
「敵襲だ!車から降りろ」
そう言って降ろされたあたしとお兄ちゃん
「
「「うわーーー」」
「ここで間違いないようだ。2人は2階へ通信機を探して、停止信号を送るんだ」
そう言った矢先、再度敵からの銃声が鳴り響いたと思ったら再び手帳を使って閃光が見えて
「今だ!行け!」
その合図とともにお兄ちゃんと一緒に駆け上がった先には通信室が入っていて
「此処?」
「あぁ。間違いないようだ」
中に入れば外には夕日が沈みそうになって居て
「お兄ちゃん、操作できる?」
「勿論簡単だ。でも私には無理」
「はい?」
「ここはポートマフィアではない。私たちは今は探偵社で、恐らくこれは、私たちの試験だ。つまりピッキングなんて以ての外だ」
「!?」
お兄ちゃんの指をさした方を見ると鍵を指さなければいけない場所があって
「ここに解除キーを差し込んで回すだけなんだけれど、私は其れを持っていない。茉白も織田作も当然持っていないだろう?」
「持ってない。じゃあ、どうするの」
「ないな」
音もなく、お兄ちゃんの背後に現れた大きな男が現れて
「何を為ている」
「わぁ。スーパーヘビー級だねぇ。こりゃあ」
お兄ちゃん1人で大きな男に立ち向かうと、後ろに振り払われてしまったお兄ちゃん
「君、凄い腕力だね。荷運び業者の方が向いてる」
そう言ったお兄ちゃんを他所に下を向くと、国木田さんが別の人と戦っているのか遊ばれているのか分からないが一方的にやられてしまっているのが見て取れる
一方のお兄ちゃんは
「困ったね。私も妹も非力なのだよ。君みたいな
「通信機は使わせぬ」
大きな男は通信機を塞いでしまっており
「そうかい。じゃあ諦めて逃げよう」
そう言ったお兄ちゃんは体を翻して、出口へ失踪している。
「待て」
木製の扉を抜けてお兄ちゃんが逃げる。其れをあの大きな男が追っている
お兄ちゃんは、逃げながらも出て行くときに木製の扉を閉めているをある程度繰り返したときだった
大きな男が扉を開けようと手を伸ばした瞬間、扉の向こうから扉事大きな男を蹴り飛ばすドロップキックをさく裂したのだ
「お見事」
お兄ちゃんの跳躍を体重で支え切れずまた扉に阻まれて防御動作も出来なかった大きな男が真面に蹴りを受けて後方に吹き飛んでいった。然も扉だけではない色んな木材を粉砕しながら後方へ飛んでいるのだ
「ストラーイク!」
お兄ちゃんも国木田さんも目配せだけで一を交換してしまったのは、下にいたあの男が解除キーを壊してしまったのだろう
「お兄ちゃん」
「あの唐変木なら大丈夫だ」
お兄ちゃんにそう言ってくる人は初めてだ。
「心配なら下に行けばいい」
そう言った国木田さんは腕一本でこの大きな男を倒してしまったのだ
そして手帳を使って解除キーを差し込んでくれたおかげで爆弾は無事に解除されているはずだ。下に降りれば
「今度は君が数字をくれるのかい?」
なんて呑気な男がいたものだ。お兄ちゃんの異能力を知らないのだろう無効化されてしまった数字に
「莫迦な!なぜ、数字が刻印されない」
「調査不足でしたね。この人には異能は効かない」
「それに、今の真似はなんだ?一切の言葉なく、ただ目配せしただけでお互いの敵を
お兄ちゃんを見ると、ポートマフィアにいた頃と同じ笑顔を張り付けながら、犯人の方へ歩いて行っている。然も犯人はお兄ちゃんに気圧されるかのように後退している
「お、お前たちは一体何なんだ!お前たちの訴状は完全に抹消されていた!一体何者」
何者を連呼している犯人に
「あぁ。自己紹介がまだだったね。それと、相棒は荷運びに転職させた方がいい」
犯人にこぶしを一発入れたお兄ちゃんは
「私の名は太宰。探偵社員だ」