15話
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「中也君。すぐに連れてくる」
「あぁ。頼んだ」
異能で影に潜り込むと其の儘壁に沿って内部に侵入するなんてあたしには容易な事だ
すぐに屋上についたあたしは
「おのれ牛ガキ。何処に行った」
ケホケホとしているあの男の子は既に酸素ボンベが外れている状態で
「牛の丸焼きだぁ!」
走ってくるむさくるしい男に
「待ちな」
その矢先出て来たのはダイナマイト。成程彼も復活していたわけか
「おのれ!何者だ」
「獄寺隼人君」
「貴様、邪魔立てするなら消すぞ」
沢田君の方を見ている獄寺君に
「訊いているのか。嵐の爆弾男」
「10代目が戦ってるんだ。大空戦で余計な雑音はたてさせねぇ」
「刀を振り回すだけが戦いではない」
「「!?」」
蹴紅で来ていた蔭からあたしが出ると
「おま…」
「一体どういう仕組みで」
「ある時代のある時にこう教えてくれた人がいたわ。マフィアにはマフィアの戦い方が。海外ではそのリングを使ったマフィアもいると。そして我々はポートマフィアという巨大組織で幹部という役職に属しているが異能力者であることも忘れてはならないと」
「何?」
「リングというのはこのボンゴレリングの事でしょう。そしてあたしも兄も元はマフィアの人間。双黒の補佐でもあるわけだけど」
「何!?」
「双黒だと!?」
「なんで双黒という言葉に驚くのかしらね?帰れと言った時に帰らないで陰から見ていたくせに」
「な!?」
「貴方も同じマフィアならもっと疑った方が良いのではなくって?」
「何がいいたい」
あたしが取り出したもの。それはこの子供が使うリングだ
「嘘だろ」
「何時の間に」
「獄寺君。酸素だけお願いね」
「あ?」
「この子はすぐに横浜に連れて行ってもらう。あの町医者より、よっぽど安全で安心な医療設備の整えている場所に連れて行ってもらう」
「はぁ!?」
下を見れば中也君は何時でも行けるようで
「此れはお前のもんだぜ。アホ牛」
解毒してくれた獄寺君から子供を預かると
「大丈夫なんだろうな」
「大丈夫よ」
子供を預かって異能で陰に潜り込むと直ぐに下に降りて行って
「おいおい」
「こんな顔色が悪くなってんのかよ」
「酸素が外れたんだな?」
「少しだけ」
「そうか。首領にはそう伝える。お前が横浜に帰って来た時には元気に暴れまわってんだろうがな」
「そう思って居たいかな」
4年前の子供たちと同じ現状はもう味わいたくない
「しっかし」
「ん?」
「お前があの言葉を覚えているとはな」
「そりゃそうだよ。ポートマフィアで最初に教えてくれた言葉だもの。五大幹部であたしがずっとお爺様だと思って慕ったあの方の」
「そうだな。お前も横浜に帰って来るときは気を付けて帰って来い」
「うん」
異能で子供事抱えあがった中也君は其の儘横浜の方向へと帰って行って
