15話
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「だがよ。お前今日の夜だって見に来いって言われてるじゃねぇか」
「そうね?見に来ないという手もあるのだけれど」
スマホの着信を知らせる場所には安吾君の名前が載って居て
「なんかすごく嫌そうな顔をしてねぇか」
「仕方がない。ちょっと電話してくる」
廊下に出て電話に出ると
「茉白さんですね」
「他に誰がいるの?あたしのスマホから出る人物」
「太宰君とか織田さんとか」
「2人と別行動中なのに?酷いなぁ安吾君」
「酷くないでしょう。種田長官と夏目先生の意向から太宰君と茉白さんの家族構成と簡単な詳細はだしましたよ」
「ありがとう。流石にそういう仕事は早いのね?」
廊下に出て来た沢田君たちをみると疑問そうな顔をしているのがよく分かる
「仕方がないでしょう」
「仕方がない…ねぇ。まぁ、政府の特権でも使っているのでしょう?」
「どういう」
「だって安吾君のいる場所が場所だもの」
「まぁそれもそうですね」
「内務省特務異能課だし。7号機関を使ってもそんなに早くは出来るはずがないのだけれど」
「出すのはものすごく簡単ですよ」
「ふーん…」
「組合関係は?」
「もう終わります」
という事は紅葉さんのお茶もそろそろできる頃かな
「泉鏡花」
「鏡花ちゃんが何?」
「彼女の経歴もすぐに消すというのは難しいですが半年もあればできると」
「そんなに長い間待てないのだけれど。あたし達探偵社は」
「ですが暫くは」
「しょうがないなぁ。お兄ちゃんたちには伝えておいてあげるよ」
「頼みます」
それだけの会話なのに物凄く疲れてしまった
「太宰さん」
「一体」
「内務省って政府だよね」
「そうね。政府の人間よ?」
「どうやったら」
「ポートマフィアに潜入していた人間がいたのよ昔。それが内務省の人間。そしてその内務省の中に公にはなっていない組織がある。それが特務異能課」
「え?」
「あたしも含め異能力者の同行・監視・管理。其れをしているのが特務異能課。
あたしの場合管理されているのよ。だから沢田君たちなら分かるでしょう?伊太利に連れて行こうとしているあの人たちがあたしを海外である伊太利に連れて行けばどうなるか」
「え?」
「同行も監視もされる。国外で異能力を使って何をしでかすか分からないもの」
「な!?」
