15話
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「ザンザスの時間は8年間止まったままだった。あの時のまま眠り続けていたのだ」
「あの時のまま」
「眠り続けていた?」
「恐ろしいほどの怒りと執念を増幅させて」
「お兄ちゃん、其れじゃまるであの人と一緒だわ」
「あぁ」
「あの人?」
「あたし達3人は知って居るの怒りと執念を持った人がどうなるかを」
ポートマフィアの先代首領
「一体…何が」
ゴホゴホとむせこんだ9代目と言われているお爺さん
「大丈夫ですか!?しっかりしてください」
「綱吉君」
「え?」
「いつも君の事はリボーンから訊いていたよ」
ピクリと動いたあたし達。この赤ん坊とお爺さんにどういった関係があるのかは定かではないけどね
「好きな女の子の事や学校の事。友達の事。君はマフィアのボスとしてはあまりにも不釣り合いな心を持った子だ」
それは否定できないかなぁ
「9代目…」
「君が今まで1度だって喜んで戦っていない事も知って居るよ」
お爺さんの手が沢田君の方に向かって居ながら
「いつも眉間にしわを寄せ祈る様に拳を振るう。だからこそ私はボンゴレ10代目に…選んだ」
「え?」
その言葉は敵のボスの表情を変えるほどで
「まるでお兄ちゃんみたいだね」
「よしておくれよ」
静かに眠ってしまった9代目に涙をしている沢田君
「よくも9代目を。9代目へのこの熾烈な仕打ちは実子であるザンザスへの推考なるボンゴレへの挑戦と受け取った
しらばっくれんな。9代目の胸の焼き傷が動かぬ証拠だ。お前がしたことの前にはリング争奪戦など無意味。俺はボスであるわが父の為、ボンゴレの未来のために貴様を倒し仇を撃つ」
「え…」
これはちょっと調べる必要があるのかなぁ
「太宰。茉白」
「中也君?」
「仕事が出来た」
「成程ね」
「お願い」
「任せておけ」
異能力で宙に浮いてしまった中也君は其の儘横浜の方へと行ってしまった
「流石は中也君だね」
「間違っても茉白に怪我なんてアイツがさせるわけがないだろう?きっと首領にも姐さんにも話は行くさ」
わぉ
「此れが狙いだったんだな」
「え?」
「ただリング争奪戦に勝ち次期ボスになったとしてもゆりかごの一件をしる連中はザンザスの就任に反対しこれからも抵抗するだろう」
へぇ
「だが、ツナを悪役に陥れ弔い合戦で9代目の仇を取ったとなれば話は別だ。多くのファミリーから絶対的な信頼を得ることができる
それに本来10代目になるはずだったツナより強ければ自分が真の後継者であることの証明にもなる
そうなれば抵抗勢力の排除もわけないぞ」
「成程」
「そういう事かい」
