14話
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「どうしたんだ?」
「顔色が急に」
「お…おい」
「あれを見ろ」
そうみるみるとやせ細っていっている彼女の体
「矢張りね」
「え?」
「あの棒は彼女の体の内部を維持するのに必要なものだったのだよ」
「な!?」
「これも幻覚?」
「これは現実だ。どうなっている」
お兄ちゃんには分かっても彼らには分かって居ないようで
「分かるまで放っておけばいい」
はっきりとそう告げたのはお兄ちゃんで
「なんだ。この女」
「骸…様」
「クフフ。仕方がありませんね」
「どういう」
六道骸君が彼女の傍に行った事で何かが変わるとは思えない。寧ろ何も変わらないと思っていたのにだ
「少しの間彼女を頼みますよ」
うっわぁめんどくさ
「へぇ彼もまた守護者なわけだ」
「寧ろどっちかでしょう?」
「六道骸?」
「お兄ちゃん知ってる?」
「あぁ。ヴィンディチェの牢獄は流石に知って居るだろう?」
「まぁ聞いた事はあるよ?」
ムルソーと同じくらい面倒な場所だと思ってはいるけどね
「数年前。ヴィンディチェの牢獄を抜け出した者がいると。その脱獄者の名前が六道骸だということだよ」
へぇ
「だが失敗に終わったと訊いている」
「あの鉄壁と言われるヴィンディチェの牢獄を」
「な!?」
「ムルソーとどっちが鉄壁何だろうね?お兄ちゃん」
「さぁ。私たちもムルソーに行った事は無いからねぇ」
「「「ムルソー?」」
「そう同じ囚人を収監する場所だよ」
「ただし、ムルソーは異能力者を収監する場所だけどね」
「私たちよりも危険な異能力者なんていくらでもいるさ」
「それもそっか」
「ボンゴレが誇る特殊暗殺部隊ヴァリアーの情報網もたかが知れてますね」
「ん?」
「現に僕はここにいる」
「面倒くさい奴だな」
上に上がっていったアルコバレーノを見上げると
「いいよ。はっきりさせよう。君は女についた幻覚なんだろう」
幻覚でずっと喋れるわけがない。彼も彼女もまた本物だ
再び吹雪を出してくるアルコバレーノに対して何にも動じないあたしたちと
「寒い…吹雪です」
「凍えてしまうぞ」
「厳格で出来た術師に負けてあげるほど僕はお人よしじゃないんだ」
それはあたし達も同感
「おや?」
下から上がってくる氷に
「おやおや」
「おい」
「ん…」
「あ…」
あっという間に前進氷漬けになってしまった六道骸君が目の前に入るものの
彼女と同じ守護者だという事は恐らく彼も術師であるという事を指していて
「完全に凍ってしまったぞ」
「いや。あの骸は幻覚?」
「そんな…」
