14話
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「故に弱点も又幻覚」
「ふーん」
「あーぁ。茉白はもう飽きたって感じだな」
「飽きるに決まって居るじゃない。こんなのを見た所で面白くもない。だったらまださっきの壊滅現場で双黒の活動の方がよっぽど楽しかったけど」
「おいおい」
「嘘だろ…」
「壊滅現場」
「普通の高校生が使う言葉ではないですね」
そりゃ、そうでしょうね
「茉白」
「仕方がないでしょう?双黒で動くなんてめったにないし寧ろお兄ちゃんと中也君の方がよっぽど無駄な動きなんてないし早く片が付くでしょ」
「だろうね」
「だろうな」
「息ぴったりな返事…」
なんて言われている間に出来上がって居た氷の世界
「へー」
「何だ。この寒さは」
「火柱が凍った!?」
「不覚にも厳格にかかっちまったぜコラ」
「俺もだぞ。流石バイパーだな」
「幻術とは人の知覚。すなわち五感をつかさどる脳を支配するという事。そこの3人は見事にかかっていないようだけどね」
「え?」
「嘘!何で!?」
「そりゃ、かかるはずねぇよな。茉白の異能で俺達は覆われてるしな」
「マジかよ」
「術師の能力が高ければ高いほど支配力は強く術にかかる能力も高まる」
「だが術師にとって幻術を幻術で返されるという事は知覚のコントロール権を奪われたことになる」
「そうなの?」
「あぁ」
パチンと指を鳴らしたアルコバレーノは彼女の足の方から凍らせていっていて
「どうだい?忌まわしきアルコバレーノの力は。さぁ君の正体を暴こうじゃないか」
殺気も言っていたようなその台詞は彼女が別の人間だという事を言っているよで
「もう何を念じても無駄だよ。君はもうすでに僕の幻覚世界の住人なんだからね」
足元の氷事吹き飛ばされた彼女は
「きゃあーーっ」
と背中から凍らされた火柱に当たって居て
「情けない」
「ヤベェゼ。コラ」
手放していた棒を慌てて取った彼女を見逃さなかったのはムコウノアルコバレーノとお兄ちゃんたちで
「どうやらあの武器相当大事なようだねぇ」
「あっ」
「ふん」
なにか術を掛けたのだろう
「だめ…」
駄目?
アルコバレーノが手で握りこぶしを作った瞬間
「駄目ーーー」
と言ったと同時に粉々になってしまった棒
「おやおや」
急に苦しみだした彼女に驚く事しか出来ない沢田君たちと
「成程。あの棒で体の内部を維持しているのかもね」
「な!?」
