14話
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「でもそんな子供だましじゃ僕には通用しないよ」
またそれは随分とというよりもあたし達にこの幻影が通じていない事にすら気づいていない様子だし
其の儘見ておくのだろうと思っていると
「もう少し見てみようか。彼女の戦い方を」
「え?」
「此方は2人と捉えるのが筋だろう。現に其処に出ている彼はまだ動いてすらいない。だが君たちのようにゲージの中にいるわけでもない。つまりは本来の守護者は彼なのだろう。アルコバレーノ」
「な?」
「あぁ。だがクロームだって同じボンゴレ側の人間だ」
ふーん…
「僕からカネは取れないよ」
なんて言いながら顔面の方から触手のようなものが現れていて
「きゃあっ」
床のがん衛が収まったと思ったら彼女の首にそれが巻きついていて
「あー」
「あれ?床が元に戻った」
「お前ら随分と平気そうじゃねぇか」
「な、なにあれ!」
「触手」
「そ、そんなぁ」
「弱すぎるね。見世物にもなりやしない。これじゃあ」
「誰に話してるの?」
触手が巻きついているのがバスケットボールの入った籠で
「ん?」
「へぇ」
「面白いじゃねぇか」
あ、中也君でも面白いって思ったんだ?
「こっち」
「え!?」
「女がバスケットゴールになったぞ!?」
なんて言っている男の人に目を擦っている獄寺隼人君
「どうなってんの!?」
「幻覚だぞコラ」
「幻覚?」
「互いに譲ることなく幻を作り出す息もつかせぬ騙し合い。こんなすげぇ戦い滅多に見られるもんじゃねぇぞ」
「お兄ちゃんと中也君みたいだね?」
「莫迦を言うのはよしておくれよ。戦うのならこのちびっこマフィア幹部だよ」
「誰がチビだ!」
「本当の事じゃないか」
「マフィア」
「幹部…?」
「あ?なんだよ?」
「何でそんな人と太宰さんが」
「茉白。この戦いが終わったらネタ晴らしでもしてあげれば?」
「面倒くさーい」
「お前らはやっぱ兄妹だな」
クスクスと笑うと
「後で教えてやるよ。コイツが何で俺と普通に話せるのかをな」
「あ、中也君が喋ってくれるの?」
ワーイww
「しかたがねぇな」
仕方がないで済ませてくれるって中也君がお兄ちゃん以上にお兄ちゃんだ
ガシャンと籠事ボールを落とした向こうのアルコバレーノは触手…というよりも触手をトイレットペーパーで作り出していたようだ
「良かったよ。ある程度の相手で。これで思う存分アレを使える」
あれ?
