14話
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誤解?何を誤解しているというのだろう
「先ず確かに今の肩書は探偵社員だ。だけどねマフィアにいた頃の肩書がない。そんな事在るわけがないだろう?
太宰君にしろ、織田君にしろ。マフィアに在籍していたんだ。きちんと取ってあるさ
太宰君も準幹部の経験もしているし織田君は最下級構成員という立場があったとしてもだ。
そして茉白ちゃんはちゃんとに準幹部・幹部補佐だけではない。構成員の補佐までもしてくれていたじゃないか」
「え?」
「君を補佐にしていたのは、太宰君と織田君からの頼みでもあったからだよ」
お兄ちゃんと織田さんが頼んでいた?
「正確には織田君は太宰君に言っていたようだけれどね。でも、もしも津島が茉白ちゃんを連れ戻そうとするなら話は別だ。
茉白ちゃんが居やがろうが何をしてでもポートマフィアに連れて帰って中也君や紅葉君の幹部補佐に戻すよ」
「其れだけは勘弁してください」
「おや。今の生活よりも」
「確かにポートマフィアとは言え表向きは森コーポレーションと大きな会社ですからそりゃ、惹かれる人材も多いでしょうけど
あたしは今の所為か鵜が気に入っているので、今更ポートマフィアに戻るつもりはないですよ」
「そうかい。其れは残念だ」
森医師に連れられ健康診断を終わらせた後
「偶には茉白ちゃんの好きな物でも食べに行こうか」
「え?」
「少しは甘えるという事を覚えた方がいい。茉白ちゃんは今はまだ高校生で私や福沢殿の娘でもおあるという事。そして太宰君の妹でもあるのだから」
あ…
「子供は親に甘えられる時は甘えていいのだよ」
そっか…昨日ルパンでお兄ちゃんが言っていたことはこれの事だったんだ
「はい…」
その後、森さんは本当にあたしの好きな食事をしに連れて行ってくれて
探偵社の前で降ろしてもらうと
「茉白ちゃん。もし津島の家から何かされそうなときはすぐに誰かに助けを求めなさい」
「え?」
「何もできないわけじゃない。探偵社だって太宰君や織田君だって茉白ちゃんのピンチで有ればすぐに駆け付ける。
それは紅葉君や中也君も同じことだろう」
「ありがとうございます。森さん」
「構わないよ。元気でいてくれることが親としては何よりもうれしい事だ。あの時も元気そうな顔を見られただけホッとしていたんだよ」
「!?」
「それじゃあ、風邪をひかないように」
それだけ言うと車の窓を閉め始めた森さんに
「パパも元気でね」
それだけ伝えると探偵社の中に入って行ったあたし
「お帰り」
「健康診断だと言えば茉白が居やがると分かって居たから黙っていたけど、平気なようだね」
「うん」
「茉白の欲しかった答えも森さんはくれたのだろう?まぁ、最後の森さんをパパと呼んだのは許せない事だけれどね」
「駄目だった?」
「茉白が其れで満足ならそれでいいさ」
「ありがとう」
