13話
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「そう言えばね?この間お兄ちゃんと出かけた時に」
「あぁ」
「フリイダムが会った場所にビルが建ってて、もうあの場所に行ってもおじ様のカレーが食べられなくなっちゃったってさらに実感させられちゃったの」
「そうか。ビルが建っていたのか」
「うん」
「まぁ、親父さんも死んで子供たちも亡くなって4年もたつからな」
まだ、4年…
「4年しか経ってないのに、街並みが変わっちゃったみたいだね」
「そうだな。俺も茉白も太宰もポートマフィアにいた頃の景色と今のこの景色と見ている場所が同じでも全く違うからな」
「え?」
「太宰のスマホから連絡を受けていてな」
お兄ちゃんもしかして織田さんと通話にしていてくれたんだ
「明日首領と出かけるのなら夜には俺と太宰で送って行ってやろう」
「大丈夫?だって明後日は朝から谷崎君と合同で調査なのでしょう?」
「あぁ」
「あたしなら大丈夫だよ?」
中也君でも紅葉さんでも連絡してみるし、ダメ元だし
駄目なら電車という手もあるわけだし
「太宰も江戸川も社長も心配が尽きないな」
え?
「茉白」
「うん?」
「学校は如何だ」
「其れなりには楽しいと思う。変な人たちが多いけど」
「そうか」
「何か」
「近いうちポートマフィアと探偵社が激突するかもしれない」
何で…
「東京の学校でも大変なのは知って居る。知って居るからこそ早く帰らせてやりたいって思っている兄としての想いだろう」
だから、乱歩さんもお兄ちゃんもあんな事を言ったの?
「織田さんは…」
「ん?」
「織田さんは、あの時みたく…」
まだあの時の光景が浮かんでくる
あの時の敵のボスと対峙したあの時の光景が
「4年前みたく…いなくならない?」
「あぁ。居なくならないさ。太宰も江戸川もいるんだ」
顔を上げるといつもと同じ顔であたしを見てくれていて
「アイツ抜きで行くか」
「え?」
「たまにはいいだろう。俺と茉白だけでルパンに行っても」
「行く」
織田さんと一緒に歩いていると前にいた同じ学校の人たち。
まぁ、此れだけ歩いていれば時間がたつのも早いもので
「あ、太宰じゃねぇか」
「本当だ」
「でも知らねぇ男と一緒じゃねぇか」
「確かにそうだな」
「織田さん、知らない人扱いされてるよ?」
「別に知って居ようがいまいが関係ない。どうせ茉白が俺と出かけるのに外に出たからお前たちも出て来たって所だろう」
へぇ。そうなんだ
「どうせ太宰と江戸川の事だ。これからについては2人で作戦を構想中だろう」
「だろうね。でもあの2人だよ?主語がなくても短い会話でも作戦なんて練られるよ」
「だろうな」
沢田君たちの横を通り過ぎた頃だ
「おい」
「なんですか?アルコバレーノ」
「何で知らねぇ」
「知らないのは貴方方だけでお兄ちゃんはちゃんと紹介していましたけどね」
「其れはどういう意味だい」
「織田作。そう言われていた人がいるでしょう」
「いたな」
「彼がそうですよ。織田作之助」
「な!?」
なんて話をしていると今度はお兄ちゃんからの連絡で
「ふーん…」
「どうかしたのか」
「安吾君とお兄ちゃん一緒にいるらしいよ」
「其れはまた珍しい組み合わせだな」
「確かにね。でもまぁお兄ちゃんの事だよ?」
「だろうな」
「何の会話をしていやがる」
「貴方方には分からないあたし達だけの秘密の話ですよ。
お兄ちゃんがあたしも来てもいいっていうから」
「そうか」
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