13話
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「ん…」
図星を突かれたような声を出している赤ん坊が3人。
その内の1人は伊太利側のマフィアにいる赤ん坊だ
「まぁ中也君の事だし訊いても答えてはくれないよねぇ」
「だろうね」
「だろうな」
こうしていると何で本当にお兄ちゃんと中也君がコンビを組まされているのか。
コンビを組まされていたのかが不思議なくらい仲が悪いのは出会った当初からだ
「そう言えば」
「何だよ?」
「あの日あたしとお兄ちゃんがポートマフィアと共闘した日の夜来ていたでしょう」
「!?」
「もしかしてだが」
「太宰と茉白が」
「君たちが後ろから付けていることに気づいていないと思っていたのかい?」
「あ…あぁ」
随分とおめでたい頭だ事
「悪いけどあたしもお兄ちゃんもそして中也君も最初から気づいていたわよ?貴方達があたし達の後をつけていたことくらい
だけれど、仕事だもの。貴方達に構っている暇なんてなかったのよ。まぁ、あの現場を見ていればそれくらい分かったでしょうけど」
「な!?」
「だから昨日乱歩さんにも欺かれたのにねぇ。何で電車から降りちゃったのかなぁ
其の儘東京に帰ればよかったものを」
「なぜそんなに横浜から遠ざけようとするんだよ」
「あの現場を見てもそう言えるのね」
「あんな現場を見たから山本はそう言っているのでしょう」
普通の子ならどう考えてもあんな現場を見れば逃げたくなるのに逃げたがらない様子を見ていると
「マフィアになれる素質は中々にあるという事かしら」
「な!?」
「あたしたち様に現離れしてしまっていれば逃げるようなこともないのだけれど貴方達は本当にちょっと前まで普通の高校生。普通のどこにでもいる学生でしょう?
でもあたしは違う。僅か10歳でポートマフィアに入って居る。過去にやってきた経歴だってポートマフィアには残っている。
11歳でポートマフィアで幹部でいた祖父を亡くした。其れもマフィアの抗争中にね。同じマフィアなのだからいつどう亡くなっても可笑しくないのにあの当時のあたしは酷く落ち込んだわ」
「そうだね」
「あの時のお前は見るに見ていられないくらい酷いモノだったな」
「な!?」
「そしてあたしがマフィアに疑心暗鬼になったのは4年前の抗争の時」
「4年前?」
「そう4年前」
「私たちがポートマフィアを抜けるきっかけとなった海外とポートマフィアの抗争があったのだよ」
「な!?」
あの時、織田さんが死んでしまうのが怖くて止めに行ったのに織田さんはその覚悟すら出来ていた
あたしだけがその覚悟が出来ていなかったのだ
「茉白はね。その抗争でも大事な人を亡くし掛けているのだよ」
「え?」
「だから兄として茉白と一緒にポートマフィアを抜けた。その時に使ったのが政府の人間だ」
「政府の人間を使ってまで消さなければいけない経歴なんて」
「あるのだよ。我々が陽の下を歩くには経歴が重くのしかかってしまうからね」
