13話
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「一体」
「誰の話をしているっていうのよぉ」
あーぁ。お兄ちゃんがものすごいヒントを出してくれているのにそれも分からないんだ?この人たちって
「まだ分からないのか?」
「「あ?」」
クスクスと笑っていると
「今の話は全て茉白の話だと言うのに」
「は!?」
「シシ。マジかよ」
「だから言ったでしょう?懐かしい話をするね。と」
「確かに言ってはいたが、其れが貴様の話とは誰も思わないだろう」
まぁ、それもそっか
「まぁ、此れでお分かりになったでしょう?あたしが貴方方の所に行かない理由が」
「だが其れは其れだ。お前は顧問が選んだ俺達側の守護者だ」
「ならないと言っているでしょう。それにお兄ちゃんが言ったでしょう?
余りしつこいと本当にあたしの過去の経歴をさらけ出さなければならないと」
「其れが何だって言うのよぉ」
まだ分かってないのかぁ。探偵社の人間は皆気づいているって言うのに?
「面倒なんですよ。過去の経歴をさらけ出すというのは。2年も隠れていた意味が無くなってしまう」
「「隠れていた?」」
「我々はねその組織を抜けた時に全員過去の経歴を消してもらっているのだよ。私も織田作も茉白もね。その為の時間が2年必要だった。その為に政府の力も使っていることも事実としてある」
「…」
「中也も姐さんも、首領とて表ざたにはなかなか出てこないが個人的にはいくらでも出てくると言っているくらいだからねぇ。これ以上誘うと言いうのなら本当に出てくる人間は大勢いるという事ですよ」
そう言ったお兄ちゃんの言葉の後に来てくれたのは
「久しぶりじゃのぉ小僧共。それと茉白」
「いつぞやの爺か」
「お久しぶりです。お爺様」
「いつ見てもめんこいのう。本当にあの家の出の人間か?」
「あたしもお兄ちゃんも嫌ですけどね。あの家の出身だと言われ続けるのは
だからこその今の苗字でもあるわけですけど」
「そうだったな」
「まぁ、あたしはいつでもこの苗字も捨てられますけどね」
フフと笑っているお兄ちゃんはまんざらでもなさそうだ
「おい」
「はい?」
「探偵社にずっといたのではないのか」
「違うと言っているでしょう。何で別組織の人間が探偵社員であるあたしを助けるのよ」
「其れもそうなのよね」
「なんじゃ、こいつらはお主等の前職を知らんと来たのか」
「えぇ、そうなんですよ。しかも分かりやすく言っているのに」
「莫迦だろ」
「莫迦だよねぇ」
「あたしたちの前職を言わなくても一発で分かったのは乱歩さん位でしょ」
「そうだな」
