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「そもそも、何ですか?森さん。マフィアとは探偵社の作戦を邪魔しないよう協定を結んだはずですが?」
双黒が動いた時点で停戦協定が実行されたも同然だった訳だ
探偵社にいるお兄ちゃんとポートマフィアの中也君が一緒に動いている時点で
2人を敵に回せば2組織が同時に動くという
「その協定だが今、部下から連絡があってねぇ」
部下からの連絡?
「守れそうにないのだよ」
そんな中聞こえた敦君の「芥川ー!」と言った声
え、何。芥川君まで白鯨にいるんだ。なんて思っていると
隣にいるお良いちゃんからは
「想定の範囲内だ。芥川君が白鯨に来ることはね」
お兄ちゃんの作戦だったわけだ。芥川君と敦君。きっとお兄ちゃんと中也君みたいなコンビになるのかな。
お互い、犬猿の仲だし。似た者同士だし。ただ中也君はあたしにも優しいけど芥川君はあたしの事嫌ってるしなぁ
「やれやれ」
「芥川君の
チラッとお兄ちゃんを見ると
「仕方がない、敦君。彼にかかずらっている暇はない。先に進もう」
「ですが」
「大丈夫。私の言う通りにすれば芥川君から
敦君にインカムを外すように指示をしているお兄ちゃん。きっとインカムを投げ捨てるつもりなのだろう
「私と繋がっていると言っておけばいい」
そう言っているお兄ちゃんには別の考えがあるのだろう
「分かりました」
そう言った敦君の声が聞こえてきて
外した途端に敦君との連絡を切ったお兄ちゃん
お兄ちゃん信者の芥川君なら、お兄ちゃんと繋がっていると言えば迷わずそれを敵組織の然も嫌いなタイプの人間からでも受け取ることを彼は選ぶだろうと考えているのだろう
其の儘お兄ちゃんは別のどこかに連絡を繋げているよで
「茉白」
「成程。
「あぁ。話をしてくれるだろう?」
「勿論」
彼女…つまり今、軍警に捕まってしまっている鏡花ちゃんと話をして欲しいと言ったのは
ポートマフィアで同じ境遇だったあたしと話をすれば多少は気が変わってくれると思ったからだろう
「お兄ちゃんは」
「あぁ。安吾からの取り引きは成立している。彼女の経歴も洗わせてもらっているよ」