6話
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敦君の横スレスレに異能力が当たって居て
「勿論、今のは態と外した。だが僕の羅生門は悪喰。凡百ものを食らう」
「相変わらず悪趣味な異能力」
「生け捕りが目的だが抵抗するならば、次はお前の足を奪う」
「敦君…逃げるんだ」
そう言った谷崎君の言葉が聞こえてきた直後、前に出て彼女の持っていた銃で背中から撃ったものの
「今の動きはなかなか良かった。言っただろ。僕の黒獣は悪喰。凡百ものを食らう」
銃弾を異能力で出して来たのだ。あたしも異能力で上から外に逃げる準備をしていると
「貴様も異能が使えたのか」
「異能力がない。なんてあたし言いました?勝手に異能力を持たない役立たずと決めつけていたのはそっちですよ」
あたしが異能力を持っていることを知って居るのは、今のポートマフィアでは2人だけ。紅葉さんと中也君だけだ
「銃弾の飛来し着弾するまでの空間そのものを喰い削った。槍も炎も空間が断絶していれば、僕までは届かぬが道理」
「そして僕。約束は守る」
そう言った直後敦君の足を食いちぎった?のだ。その忌まわしい異能力で足を取られた痛みに悶えているかと思えば急に青く光り始めたのは
「まだ、制御も出来ないのに使うのですか」
異能力【月下獣】
「右足が再生した?」
「そうこなくては」
彼女を引き離した芥川君は
「芥川先輩!」
「下がって居ろ樋口」
白虎になってしまった敦君に銃を向けた彼女は銃弾を使い切ってしまい
「銃弾が通らない?」
後ろからの羅生門で着られている者の谷崎君の異能力の効果もあって
敦君と芥川君の異能の戦いを入り口付近で見ているときだった
「大丈夫かい?」
「お兄ちゃん。アレ、止めてあげて」
「おや珍しい」
「ナオミちゃん、大変なことになっているの。別に芥川君と彼女がどうなろうとあたしには知ったこっちゃないけれど」
同じ探偵社の人間だ、大変なことになってしまった。そう思って助けてあげたいと思うのは珍しい事なのだろうか?なんて思っていると
「まぁ、茉白は織田作の事もあるからそう思ってしまうのかもしれないね」
「ぁ…」
「ふふふ」
ニコリと笑ったお兄ちゃんは
「まぁ行って来るよ。其れに芥川君になにを言われたのかは後で聞くとするよ。茉白が自分の異能を出すほどだからね」
芥川君と敦君の間に入って
「はーい。其処まで」
そう言って両サイドの異能を止めたのは紛れもなくお兄ちゃんだ