6話
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「あ、あのー…」
「何だ」
「探偵社はこのビルの4階ですよ」
「いや。そういうんじゃなくて」
そういうんじゃなくて?
「念のために階段で行こう」
「あのですね…っ」
「静かに」
「すいません」
そう謝った敦君に
「国木田さんが1番煩い」
着いたのは見慣れた場所武装探偵社と書かれた看板の建物
「行くよ。敦君」
「はい?」
中に入れば谷崎君が何かのスイッチを持っていてその下には縛られ口をテープでふさがれているナオミちゃんの姿
「嫌だ。もう嫌だ。全部お前らの所為だ。武装探偵社が悪いんだ
うぅ…社長は何処だ?」
「いいなぁ。乱歩さんの机に座れる貴方が羨ましいですー」
「早く社長を出せ!でないと…爆弾でみんな吹き飛んで死んじゃうよ」
「あたしは別に構いませんけどね」
「あ?」
「何言って」
「でも茉白、そんなことしたら織田作だけじゃ済まされないお説教が待ち構えるよ」
織田さん以外からのお説教?
んー。と考えて浮かぶのは安吾君と中也君、それと乱歩さんで
「それは勘弁。皆煩そうだし」
「でしょ?だからそんな事は私がさせるわけがない。其れに彼の場合怨恨かあ。面倒なタイプだね」
「ああ」
「僕は何故ここにいるんだ?」
「犯人は余程探偵社に怒り心頭らしい」
「役に立ちそうにもないので帰ってもいいですか?」
「探偵社はいろんな所から恨みを買うからねえ。それにアレ高性能爆薬だよ。犯人の言う通りアレが爆発したらこのフロアくらい吹き飛ぶね」
おぉー…
「そんなぁ」
「爆弾に何か覆いかぶせれば、ある程度は爆風を抑えられるかもしれないが…」
「この状況では致し方ないですね。しかも、女子高生を人質にとるなんてね」
「あの女の子は?」
「彼女はナオミちゃん。バイトの事務員さんですよ」
「バイトさん?それじゃあ、完全にとばっちりじゃないですか」
「どうする?」
後ろでそんな話をしているお兄ちゃんと国木田さん
「会わせてあげたら?社長に」
「殺そうとするに決まってるだろ!そんな所にむざむざと社長を出せるか!」
出張中で良かったなんて言ったけど
「となると。方法は1つ」
2人揃って身構えた瞬間始まったじゃんけん大会
フン・フンと言いながらじゃんけんをしたお兄ちゃんと国木田さん
「にゃはははは」
「クゥ」
遊んだなぁ。これは
「何故止めないんです?」
「お兄ちゃんがじゃんけんでただの1度も負けたことがないし、負けたのも見たことがないんですよ。あたしは」
「え?」
「時期にわかると思いますよ」