6話
名前を入れて読んでね
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
自国は夜。探偵社の事務員はほとんどが帰宅の途について残っている影はまばらだ
お兄ちゃんを始めとする探偵社の調査員であるあたし達は事務フロアを抜けて会議室へと入った
「おやおや。茉白に男4人がゾロゾロと不景気な面揃えてどうしたんだい?解剖志願なら結構だけど、今日は営業終了だよ」
細い足を組んで座って掲げた新聞を読んでいた与謝野女医
異能者・与謝野晶子
異能力【
与謝野女医は探偵社専属の外科医師だ。世界的に見ても極めて稀な治療系異能者であり、荒事が多く生傷の絶えない探偵社員の治癒加療を一手に仕切って居るのだ。
お医者様でもある与謝野女医は2年前。あたしが探偵社に入った時色々と話を聞いてくれた人物でもあるわけで
探偵社では珍しく自分より下にいる女の異能者であるあたしを良くしてくれていることは知って居る
与謝野女医の腕は頗る良い。然し問題は手術と解体を3度の食事よりも好んでおり、打ち身、掠り傷程度の軽傷でも解体手術をしようとする事がある為、敵よりもむしろ身内である探偵社の方から恐れられている。また、彼女の主な手術道具は鉈でもある
「与謝野先生」
「茉白じゃないかい」
「会議室で何をされてるんです?」
「見ての通り新聞を読んでるのさ」
6/6ページ