3話
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「私の答えは同じだよ太宰君。私は組織の利益のためなら、どんなことでもする。ましてや我々はポートマフィア。この街の闇と暴力と理不尽を凝らせた存在だ。茉白ちゃんが織田君を信用しているのも知って居るけれどね。今更何を言うのだね」
「だが」
首領の所から引き返したときだった
「キミは行ってはならないよ太宰君。キミはここにいなさい。それとも、彼の元に行く合理的な理由でもあるのかね」
「言いたいことがあります首領」
「何だね」
「ひとつ、貴方は私を撃たない。部下に撃たせることもしない」
「何故かね。君が撃たれることを望んでいるから?」
「いいえ。利益がないからです」
「確かにそうだね。だが君にも私の制止を振り切って彼の元に行く利益などないだろう」
「それが2つ目です。確かに利益はありません。私が行く理由は2つです」
「2つ?」
「彼は茉白の思い人で唯一懐いている男。そして彼は私の友達だからですよ。それでは失礼」
「そうか」