2話
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「その手の苦情は自己嫌悪でもう何万回も承ってる。それよりこの襲撃だ」
「安吾の部屋で狙撃されたって?」
「へ?」
織田さんが話してくれた内容は、安吾君の部屋に入った織田さんがその箱を取った時に古書通りの向かいの
「安吾君って
「出張が多いからな。安吾は」
確かに。今日も本当なら安吾君に勉強を見て貰うはずだったのにいつもの時間にも来ないで、執務室にもいなかったから仕事が入ってしまったのだろうと思っていたのにだ
「安吾君の捜索を任されるって一体何処に居るんだろうね」
「さぁな」
「成程ね。織田作の言っているその狙撃手の狙撃銃は、うちの武器庫から盗んだものだろう」
「一体何者なんだ」
「そいつの腰を見てみると言い」
「腰?」
下を向いて腰の方を向くとお兄ちゃんがさっき見ていた写真と全く同じだ
「そいつはグラオガイストというらしい。旧式の拳銃を提げているだろう?こいつは随分古い欧州の拳銃でね。連射性と制度がお粗末だからこの狭い路地では威嚇位にしか使い道は無い。撃ち合うには不向きだ。恐らくはこの拳銃は彼らにとっては
「この男たちは何者なんだ?」
「ミミック。そう言うそうですが」
「ミミック?」
「よく分かってはいませんが欧州の犯罪組織らしいです」
「そいつ等が何故か日本に来たことと、ポートマフィアと衝突を起こしているという事だ」
「まぁ、一部あたしが調べているという事もありますが、詳しい事は調査中ですが」
「でも、安吾の部屋に狙撃銃を向けていた線から何か分かるかもしれないね」
「この金庫を取り戻すためだ」
金庫?
織田さんが持ち上げた小さな金庫はずっと持ち運んでいたものだ
「安吾の部屋にあったものだ。だが鍵がなくて開かない。中身が分かれば何かの手がかりに―ー―」
「なぁんだそんな事?」
お兄ちゃんの顔にいつもの笑顔が出てきて
「それなら簡単だよ」
そう言って足元に転がっている
「どれどれー。貸して」
ピンの先端を指先で少し曲げた後金庫のカギ穴に差し込んだのだ。
お兄ちゃんがピンを揺らしてすぐに金庫の鍵穴からかみ合う音が聞こえて
「はい、開いた」
「器用な奴だ」
「さて、中身は何かな」
中身を除いた時に驚きを隠せなかったのは事実だ
金庫の中に入っていたのが
「何故だ。太宰お前はさっきこの銃を
「此れだけでは何も言えない。安吾がこの銃を連中から奪ったものかもしれない
あるいは連中が安吾の家にこれを仕込み誰かを陥れる偽装証拠としたかったのかもしれない。或いはこれは銃ではなく何かの
「分かった。お前の言う通りだ。まだ情報が足りない。拳銃については調べる。手間をかけたな」
「織田さん?」
「織田作」
「タス絵k手貰って感謝している。だが、この件はもう少し調べるべきだ。何か情報が入ればまた教える」