10話
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家に帰った夜、外を見ると雨が降って居て
あたしが来るとそう言っていたあの赤ん坊の事だ行かなければきっとこの家の中にも侵入してきそうだ
「仕方がない。面倒だけど行くしかないのか」
なんて思いながら学校に行くと
「ほらな」
そう言って来たのはやっぱり赤ん坊で
「結果だけ知っても良かったのですが」
「面白れぇな。太宰って」
「他人に、然もあってそんなに経って居ない人たちと同じ守護者です。なんて言われたって実感なんてわかないもの」
其れに、あたしには探偵社の皆が、中也君も紅葉様もいて下さる
一緒に屋上へ上がると
「お、屋上が」
「んだこりゃ」
「今宵の戦闘エリアは、雷の守護者に相応しい避雷針エリア。名付けてエレットリコサーキット」
雷が丁度落ちた瞬間、避雷針にまで雷が落ちていて
「あぁ…っ床が光った」
「エレットリコサーキットの床に張り巡らされているのは、電気をよく通す特殊なワイヤーです」
「避雷針に落ちた電流が、何杯にも増幅され駆け巡る仕組みです」
へぇ、面白い仕組みだ事
皆が雨でぬれている中、あたしは異能力の影によって雨を防いでいる
「まぁ、当たれば黒焦げ。しかも命懸けですね」
「そんな…」
「あいつ等…今日が雷雨だと知っててこのカードを組んだな」
「ランボさん、あれやるー」
「一寸待って」
そう抱えられた小さな男の子
「こんな子供までも守護者だとはね」
「ん…」
ま、お兄ちゃんもそんな物か
「ランボ、危ないから」
「やだよぉ。あれで遊ぶんだもんねー!」
ジタバタしている男の子の角みたいなものが取れて
「ほら、角落として」
「ったく10代目を煩わせやがって、こうやって書いときゃ落としても届けられんだろ」
そう角に書かれた文字は“アホ牛”と書かれていて
クスクスと笑ったあたしに
「面白いか」
「ごめんなさい。一寸だけ、昔のお兄ちゃん見ているみたいで面白かったわ」
「あ?」
「雷の守護者は中央へ」
「対戦相手は、2時間前からお待ちです」
「に、2時間も?」
2時間もあれば、別の仕事依頼に行けるんだけどなぁ
雷の光で見えた男はこの間の男で
「で、出たぁ!」
その後から普通にヴァリアーの人間が出てきて
「よーし、沢田。いつもの行くぞ」
「あたしパース」
そう言ってすり抜けたあたしは男のエンジンを見ることになってしまい
「気合い入れるぞ」
勝手に気合入れているところ悪いけれど、どうぞご勝手に。と言った所だ
「アハハーおもしろーい」
なんて言っている子供だ
「ランボ」
「んぇ」
「ちゃんと訊いて。嫌ならいかなくていいんだぞ。父さんがどんなつもりで決めたか知らないけど、お前みたいなチビが戦うのはやっぱり可笑しいよ」
中也君が訊いてたら発狂する奴だ
「ランボだってまだ死にたくないだろ」
「あららのらー。ツナは知らないの?ランボさんは無敵だから死なないよ」
そう言った子供は花をほじって居て
「良い事を教えてあげるわ」
「んぁ?」
「そう言って自信過剰な人間ほど早く死ぬわよ。同じマフィア同士ならまだしも、ほぼほぼ一般人の貴方達とマフィアだもの。貴方みたいな子供、いとも簡単に相手は殺せるでしょうね。
でもね、殺されてしまった人間は如何かなんて知らないけれど残されているこっちは辛いものよ」
そう言った子供は驚いていて寧ろヴァリアーの人たちも驚いている
「そう言えば、敵に銃を向けられたとき、“あの人の所に行ける”そう言っていたよね」
「言ったわね。あたしは別に師が怖いわけじゃないわ。あの人の所に行けるのなら本望だと言ったこともあたしの本心だもの」
呆然としている子供に
「こうやって心配してくれる人がいる。貴方が其れを無碍にすることは違うでしょう?」
何か変な角を入れられた子供は
「じゃ、いっくねー」
そう言った子供は平気な顔をして相手の方へ向かって行ってしまった
「おい」
「何ですか」
「今の話は実体験か?それとも」
「さぁ。どちらだと思いますか?赤ん坊」
「ん…」
そんな中、インカムが鳴ったことで少し離れると
「茉白」
「どうかした?」
「組合が動き出してる。茉白の所に行く可能性が有るから注意しておくように」
「組合…がね。分かった」
「其れと中也と接触したんだろう?」
「接触じゃないけれど。助けてくれたよ。相変わらず中也君は優しいよね」
「何処が」
「んー。内緒。っていうか、お兄ちゃんも国木田さんも中也君と同じ年なのに中也君が1番あたしを心配するのは如何いう事」
「さぁ。まぁでも7年の付き合いだからねぇ」
もう、そんなになるんだっけ
「茉白が織田作以外の煙草の匂いを覚えるなら中也かな」
「どうだろうね。あの人の煙草の匂いは今でも好きよ4年前からね」
「そうかい。まぁ、組合にだけは気を着けな」
「分かった」
インカムが切れたころには既にバトルが始まって居て
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