9話
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帰っている最中、インカムがなって出ると
「茉白?」
「乱歩さん?」
「暫くは帰って来ない方がいい」
「え?」
「心の声が漏れてるよ。まず
敦君に懸賞金…芥川君が言っていたことは本当だったのか
「まぁ、茉白には僕も太宰もいるから確実に行かせるはずがないけれどね」
「行くはずがないでしょう?あたしの今の居場所は探偵社できっとこれから先も同じだと思いますけれどね」
「まぁね!それと、あまり異能力を使いすぎないように。無茶をしすぎると体に負荷がかかるよ」
「はーい」
「宜しい。じゃあね!」
いう事だけ言って切れたインカム。まぁ、休みの日に横浜に戻ればいいだけの話か
あたしたち兄妹のように安吾君の伝手で長官とコンタクトを取って入ったわけでもないただの捕虜と同じポートマフィアの女の子を拾ったって何かをできるはずがない
それと組合があたしを狙う理由って何。特段対した異能力じゃないのに
「お、太宰」
「茉白ちゃんだ」
「本当です」
「然し、何故あのリングを返したんだ」
家の中に入れると椅子に座ってもらう
「悪い」
「いいですよ」
あたしが帰ってきてすぐに手を合わせたのが唯一の写真だからだ。
それも一緒に撮ってくれたたった1つの宝物
「でも、なんで」
「そのリングを持つことで誰かが不幸になるとしたら?って考えた事はある?」
「誰かが不幸?」
「そう。そのリングはボンゴレファミリーのリングだと言っていた。それは伊太利にあるマフィアのファミリーの名前よ」
「あぁ。だが何でお前がそんな事を知って居る。お前の情報を調べようにも、今までの経歴詐称が全部抹消されててなにも出て来ねぇ」
そう言った赤ん坊はあたしを疑う様な眼差しでしか見ていなくて
「でしょうね。じゃあ、今の所属だけ教えましょうか」
「今の所属?」
「そう。あたしは武装探偵社に所属しているので。わが社の社長も、うちの名探偵もそう簡単に手放すはずがないと知って居ますから
そして、誰よりも反対するのが数名いますけどね。ボンゴレファミリーに入るなんてことになればこの街が血の海になってしまう」
「な!?」
「それを覚悟で渡したのではないのですか」
「んなわけねーだろ」
「では、そのリングは其の儘お返しいたします」
きっとまたすぐにお兄ちゃんと中也君のコンビが見られる。双黒として活躍していた裏社会最強コンビのの2人が