9話
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「邪魔立てするなら消す」
避雷針のような刀を手に取った男
「待った。レヴィ」
そう言った別の声の主
「何で1人、足りねぇ」
「其処に居る女が雲の守護者だ」
「!?」
「お断りしたはずですが」
そう返答した矢先
「茉白」
インカムからはお兄ちゃんの声。何かあったのかとも思うが、探偵社の事だ。
お兄ちゃんと乱歩さんの頭脳が有ればあたしに連絡なんてしてくるはずがない
「敦君が
あー。決定事項だなぁ。これ
「分かった」
インカムを切ると
「1人で勝っちゃ駄目よ」
「獲物は仲良く」
「あたしはする気はないし、リングもお返ししたでしょう?其れにあたしはこれから忙しいので」
「忙しいだぁ?」
「えぇ。忙しいですよ?」
「事情が変わったよ」
事情が変わった?
「どうやら他のリングの所持者も其処に」
「ゔぉぉぉい、良くも騙してくれたな。カス共」
沢田君1人で驚いている中あまりにも平然としているあたしと喧嘩腰とやる気になっている獄寺君と山本君
「雨のリングを持つのはどいつだ」
「俺だ」
あー。馬鹿正直に答えるなんてね
「3秒だ。3秒で切り身にしてやる」
「あたしは用事が有るから帰るわね」
歩きだそうとした瞬間だった
「退け」
そう出て来たのは
「出たな。また奴を見る日が来るとはな“ザンザス”」
!?
中也君がいつだか言っていたザンザスってこの男なんだ。手に行き成り力を込めたと思ったらカマが壁に刺さって居て
「待て、ザンザス。其処までだ。ここからは俺が取り仕切らせてもらう」
「父さん?」
へぇ、沢田君のお父さんねぇ
「家光…」
「テメェ、何しに」
「ザンザス、お前の部下は門外顧問であるこの俺に剣を向けるのか」
「今更口出しすんじゃねぇぞ。家光。逃げ回るしかねぇ腰抜けが」
「俺は逃げ回ってたんじゃねぇ。9代目からの回答を待って居たんだ」
意外と歴史のあるファミリーなのかもしれないか
「所有権を争ってツナファミリー対ヴァリアーの決闘だ」
面倒なことに巻き込まれそうだなぁ。なんて簡単に思っていて
「「お待たせしました」」
そう出て来た女性2人
「我々は9代目直属のチェルベッロ機関の者です」
「リング争奪戦に於いて、我々の決定は9代目の決定だと思ってください」
馬鹿馬鹿しい
「9代目はこれがファミリーを納得させるためのぎりぎりの措置だとおっしゃっています。異存はありませんか?ザンザス様」
ザンザス、そう呼ばれている男は様付けか
「明晩11時並盛高校でお待ちしています」
「じゃあ、あたしも帰りますか」
「おい」
「何ですか」
「何故、リングを持っていない」
「それを貴方が効きますか?あたしは守護者になるつもりはありませんので」
そう言った矢先再び手に力を込めた男
「お兄ちゃんに頼んで、護衛でもつけて貰おうかな」
中也君…だと忙しいか。というよりも、絶対に喧嘩になる姿しか想像できない