9話
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学校から帰っている最中だった
「本当にこの街か」
「スクアーロが嘘をついていなければ間違いないね」
なんて物騒な声がしてきて
「ん?あの女は」
「あぁ。例の雲の守護者だろ」
なんて声が聞こえて来たけれど無視だ無視
「聞こえてるよね。キミ」
「何か?」
「リングは何処にやったの」
「あたしには必要ないもので」
そう言ったあたしの返答が気に食わないのだろう
「雷撃?」
それを当てようとしてきた男はあたしの方に避雷針を向けて来ていて
「はぁ…こんな所で出すつもりなかったんだけどなぁ」
「何を」
雷をあたしの方に落として来たタイミングで
「斜陽」
雷を別方向へと変換させたのだ
「何をした」
「別に何も?そうそう貴方方にも言っておきましょうか
あたしはあなた方の組織に入るつもりは無いのでここではっきりと申しておきますね
あたしのバックには恐ろしい味方が付いています。そして、万物を見抜く男があたしのバックにはいる」
「どういう意味だ」
「其の儘の意味ですよ」
男たちの前から歩こうとすれば変なものであたしの腕を掴まれ
「まだ、話は終わってないよ」
「そんなにあたしを敵に回したいですか?伊太利のボンゴレマフィア傘下、独立暗殺部隊の人たちが」
「!?」
「しかも一般人に手を出すとは」
まだ、余程ポートマフィアの方がましと見えた。首領を筆頭に最大幹部、5大幹部の元成り立つ横浜の港を縄張りとするポートマフィアの方が、よっぽどいい。首領が首領だけれど
ピピピと鳴ったあたしのインカムからは
「やぁ、茉白」
「!?」
「驚いているのが手に取るようにわかるのだけれど」
「見ていない所でそうやって人を揶揄うのはどうかと」
「いいではないか。兄妹の会話なんだ。どうせ敵に見つかってしまったのだろう?」
「当たり」
「では、私の言う通りに」
お兄ちゃんの言う通りにすれば確実に逃げる事が出来る。それは今までも散々そうしてきたからだ
「心拍で送るけど、茉白なら大丈夫だね」
「分かった」
インカムを切ると
「誰と話していた」
「誰でも構わないでしょう」
“壁に沿って飛べ”
そう心拍で教えて来たお兄ちゃんの指示の通りに壁側に添って後ろに飛ぶと
「おい」
“そのまま行けば寮へ出られるもう1つのルートに出られる”
そっかお兄ちゃんはだから見に来た時に非常事態の時用にとこのルートを選んでくれていたんだ
まっすぐ歩いているときだった
「誰?なんの用ですか」
そう言ったか細い声が聞こえてしまったのだ
「あ」
小さい子供が3人に対して大人が1人
「こりゃ、拙い」