8話
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前を見ると沢田君にリングケースを渡していて
「ある人物からこれをお前に渡すように頼まれてな」
「俺に?何で俺なの?そんな怖いリング」
「そりゃ、お前がボンゴレ10代目の…」
なんて言った所で止めた沢田君は、何かを言いながら帰って行ってしまった
「あ…一寸!」
「おい、ツナ!」
「あのロンゲの男の人が持って行ったの此れの片割れですよね」
「何故そう思う?」
「ハーフを正式名称だと言った。でも、ハーフということは残りの半分も手短に会った方がすぐにつけやすい」
「確かに」
「なのになぜこれだけが本物だと言ったのかはあたしには分かりませんが」
「ま、アイツが自分の立場からまだ逃げられると思ってるのか?」
「フフ」
「つーか、此れ直接本人に渡せばいいのにな。あの人、俺と一緒に日本に来たんだぜ?」
「そうか、来たのか」
「茉白。そろそろ私もお暇するとするよ」
「まだ例のお仕事?」
「あぁ。ほんと嫌になるよ。国木田君の人使いの荒さにはね」
「じゃあ、川を見ても飛び込まないでね」
「其れは無茶な話だ」
そう言って手を上げて帰って行ったお兄ちゃん
「君たち兄妹は一体…」
「面白いものを見せてもらったお礼に1つだけ」
「面白いものね」
「何を1つだけ教えてくれると言うんだ」
「あたしをボンゴレには誘わないでくださいね。あたしのバックには恐ろしい人たちが着いていますから。それに万物を見抜く男があたしのバックにはいる」
「ん…」
「其れだけ言えばお判りでしょう?それでは、あたしもこれで失礼しますね」
そう言うと病室を出てきたあたし。寮の前に着くとお兄ちゃんが来ていて
「あれ?帰ったんじゃなかったの?」
「茉白の事だから彼らに牽制を掛けて来たんだろう?乱歩さんの言っていたあの言葉で」
「勿論。それで、誘ってきたらただの莫迦としか言いようがないわ」
「まぁ、そうだね。だが1つだけ言っておくよ。きっと彼らは茉白を誘いに出てくる」
「はい?」
「その時はこう言えば言い。裏社会史上最悪のコンビを復活させることになってしまう。そして、乱歩さんが言っていたあの言葉も有効だ」
「あの言葉がそんなに有効に使えるの?」
「勿論。私が言った事に嘘は?」
「1つもない」
「だろう?そして、乱歩さんの推理も外れたことは1度もない。茉白が信じられる私たちの言葉だよ」
「そうだね。信じるよ」
「あぁ」
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