8話
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中也君を見送ると
「リボーン!何で今頃出てくるんだよ。どうして助けてくれなかったんだ?」
そう言った沢田君は赤ん坊の方を向いていて
「俺は、奴に攻撃しちゃ行けねぇことになってるからな」
「なんでだよ?」
「奴もボンゴレファミリーだからな」
ボンゴレファミリー?
「俺、ボンゴレの人にやられそうになったの!?どういう事だよ!」
なんて喚いている沢田君
「ボス、ヤバいぜ」
「あlあ。ツナそれに君も。話は後だ。此奴等の手当てをしないとな」
「獄寺君。山本」
「10代目」
なんて2人に駆け寄った沢田君に
「沢田君。そろそろ洋服を着た方がいいのでは?」
「え?えぇ!?」
「お前らも帰っていいぞ」
「リボーンさん」
沢田君も洋服を着る間もなく赤ん坊に連れて行かれてしまったのだ
「茉白」
「お兄ちゃん?」
「あの人からの伝言だ」
「??」
「
「そっか」
「其れと、まぁ暫くは中也にも会う事はないだろうけど、我々をあまり早い段階で復活させないでくれ給えよ」
お兄ちゃんと中也君のコンビ敵対組織を一夜で壊滅させた黒社会史上最悪のコンビ…
「分かった」
「いずれ、横浜に帰って来ることにもなるだろうけど」
お兄ちゃんがそう言うんだ。そう遠くはないのだろう
ある病院へ連れて来たディーノと呼ばれた男は
「バジルはどうだ?ロマーリオ」
「命に別状はねぇ」
そう言われた段階でホッと息を吐いたのだ
「善く鍛えられているようだ。傷は浅いぜボス」
「で?彼、何者なの?やっぱりボンゴレファミリーの人なんですか?」
「いいや。此奴はボンゴレじゃない。だが、1つ確実に言えることは此奴は、お前の味方って事だ。そして君らもそうなんだろう?」
そう言ったディーノと呼ばれた男
「さぁ?」
「多分ね。茉白が何処ぞの馬に狙われない限りは味方だよ。君たちのね。そして先ほどの彼も」
「ん…」
「はぁ?どうなってんの?ボンゴレが敵で、そうでない人が味方って。つーか、俺敵とか味方とかありませんから」
「それがなぁツナ。そうも言ってられねぇみたいだぞ」
そうも言っていられない?そんな事情があるのかしら
「あのリングが動き出したからな」
「リング?」
「そう言えば先ほどのあの箱の中身は」
「そう言えばこの子も言ってた。ボンゴレリングって」
「あぁ。正式名をハーフボンゴレリングって言うんだ。本当は、3年前まで保管されていたボンゴレの家宝だ」
「高級な代物だとか?」
「確かに、値の付けられない代物だが、其れだけじゃねぇぞ」
其れだけじゃない?
「ハーフ。ということはもう半分がどこかに隠されているのでしょう?」
「!?」
「長いボンゴレの歴史上この指輪の為にどれだけの血が流れたか分かんねぇという曰く付きの代物だ」
「ロンゲの人が持って行ってくれてよかった」
「それがなぁツナ」
そう言ったディーノさんは先ほどと同じ箱を見せてきて
「此処にあるんだ」
「!!」
其れこそあたし達が驚く番だった
「茉白が驚くとは珍しい」
「いやいや。真逆あるなんて誰も想像しないでしょ」
「まぁ確かにそうだね」
「何で!?だって奪われたはずじゃ…」
「こっちがホンモノだ」
「じゃあ、さっきのは」
「俺はこの為に来たんだ」
「ボンゴレファミリー確かに伊太利の最大級の組織マフィアだ。その傘下も数知れずだしねぇ」
「え?」
「なんでそんなことまで知って居やがる」
「何でだと思う?赤ん坊、いやアルコバレーノ」
「さっきまで一緒にいたアイツにも何か関係するのか」
「其れを考えるのも君の仕事だろう?」
「お兄ちゃんは仕事は良いの?」
「そろそろ終わってしまうかもしれないねぇ。国木田君と敦君の事だからもうちょっとかかりそうな気もするけれど」
「そうなんだ」
「せっかく可愛い妹といられる時間を中也に作って貰ったと言うのに」
「アハハ…」
「でも茉白。本当に気をつけるのだよ」
そうボソっと呟いたお兄ちゃん
「何が起こるか分からない。私たちの事にも気づいていない様だから行動を観察しておくと良い」
「うん」