第2章 -音柱-
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天元様と暮らすようになって、3ヶ月近く経った。
天元様は本当に優しい。今まで忍の里で受けてきたような女の扱いとは全く違う。私たちをひとりの人間として接してくれる。
私と天元様はもともと親戚関係だ。
だから、他の2人よりも天元様は私を慕ってくれている・・・と思う。
「まきを、髪結ってやろうか。」
「そんな、申し訳ないです!」
「いいから、こっちこい」
「天元様、お上手ですね!」
「自分の髪も毎日結ってるからな。」
「昔は結ってなかったですよね、結っているお姿も、素敵です///」
「ありがとな。」
今朝は、とてもいいことがあった。
朝食に、玉子焼き出したところ、
「・・・・ん。派手にうまいな!」
「あ、ありがとうございます!それ、私が作りました!」
「甘めの味付けが好きなんだよな。俺の好みわかってんじゃねえか。」
「はい、李亜様に教わった作り方でつくったんです!たくさん練習して、よかった!」
「・・・・そ、うか。」
李亜様に色々教わったおかげで、天元様の胃袋を掴みかけている。この調子。
私たちは、正式な夫婦ではない。今の時代、一夫多妻は認められない。天元様は私たちを妻として迎えいれてくれたものの、本当の夫婦ではないのだ。
心のどこかで、いつか私を選んでくれたら・・・と、雛鶴も須磨もきっと思っている。
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「懐かしかったな、あの味・・・
もうすぐ、柱合会議・・・か。」