第1章 -昔の話-
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ここか、鬼殺隊の本拠地、産屋敷邸。
広すぎだろ・・・
門番に俺の名を言うとすぐ中に通された。
広すぎる和室で待たされる・・・
いままでこなしてきた忍びとしての任務。潜入および暗殺がほとんどだった。14歳とは思えない恵まれた体格、筋力・・・この手でどれだけの命を奪ってきたのだろうか。考えたくもない。
しかし、今度の任務は、護衛。自分の命をかけて赤の他人を守り切れるのだろうか。
「待たせたね、君が宇髄天元だね。私は97代目当主産屋敷耀哉だ。鬼殺隊の総領をしている。」
驚いた。俺と歳は同じくらいか。その歳で総領・・・と、なると護衛する妹はもっと下か。
「早速任務の話になるのだけれど・・・妹の護衛というのは建前でね・・(クスっと笑う)。戦術をおしえてやってほしいんだ。深くは話せないんだけど、私と違って妹は剣士としての才能がある。鬼殺隊の戦力になることができる。妹もそれを望んでいる。隊員に頼んでもよかったんだけどね、どうしても気を遣うからね。総領の妹なんて。だから、鬼殺隊とは全く関係のない宇髄家にお願いしたんだ。了承してくれるかな。」
「わかりました。」
きいてた話とちがうじゃねぇか・・・と思いながらも、人を惹きつけるような声に促され、あっさり了承した。
「よかった。これからよろしくね。・・・隠れてるのわかってるよ、李亜。入っておいで」
李亜と呼ばれた女が入ってきた。
長い髪、揺らめく派手な耳飾り、真っ赤な口紅、爪。吸い込まれるような大きな瞳、それでいて凛としている。
「産屋敷李亜です。宇髄様、どうかよろしくお願い致します。」
派手でいて、上品。引き込まれた、完全に。目が離せなかった。
「どうかしましたか・・・」
「っは!喜んで、お引き受けします。」
本音がでちまった。周囲からは静かな笑いが聞こえた。
広すぎだろ・・・
門番に俺の名を言うとすぐ中に通された。
広すぎる和室で待たされる・・・
いままでこなしてきた忍びとしての任務。潜入および暗殺がほとんどだった。14歳とは思えない恵まれた体格、筋力・・・この手でどれだけの命を奪ってきたのだろうか。考えたくもない。
しかし、今度の任務は、護衛。自分の命をかけて赤の他人を守り切れるのだろうか。
「待たせたね、君が宇髄天元だね。私は97代目当主産屋敷耀哉だ。鬼殺隊の総領をしている。」
驚いた。俺と歳は同じくらいか。その歳で総領・・・と、なると護衛する妹はもっと下か。
「早速任務の話になるのだけれど・・・妹の護衛というのは建前でね・・(クスっと笑う)。戦術をおしえてやってほしいんだ。深くは話せないんだけど、私と違って妹は剣士としての才能がある。鬼殺隊の戦力になることができる。妹もそれを望んでいる。隊員に頼んでもよかったんだけどね、どうしても気を遣うからね。総領の妹なんて。だから、鬼殺隊とは全く関係のない宇髄家にお願いしたんだ。了承してくれるかな。」
「わかりました。」
きいてた話とちがうじゃねぇか・・・と思いながらも、人を惹きつけるような声に促され、あっさり了承した。
「よかった。これからよろしくね。・・・隠れてるのわかってるよ、李亜。入っておいで」
李亜と呼ばれた女が入ってきた。
長い髪、揺らめく派手な耳飾り、真っ赤な口紅、爪。吸い込まれるような大きな瞳、それでいて凛としている。
「産屋敷李亜です。宇髄様、どうかよろしくお願い致します。」
派手でいて、上品。引き込まれた、完全に。目が離せなかった。
「どうかしましたか・・・」
「っは!喜んで、お引き受けします。」
本音がでちまった。周囲からは静かな笑いが聞こえた。