第1章 -昔の話-
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事情を話すと、3人とも迷わず俺について行くと言った。この里にいても、得るものなど何もない、と。
「お前ら、くノ一(くのいち)だろ。走りに自信はあるか。」
「は、はい!」
「じゃあ、いくぜ・・せーの!」
俺らは全力疾走で里を抜け出した。
「はあ、はあ、はあ・・・大丈夫ですかね、追手がきたりしませんか?」まきをが言う。
「ここまでくれば大丈夫だ。それに、奴らは俺に未練なんてないだろ。」
「・・・これからどうするのですか。」
一番年下の須磨が心配そうに尋ねる。
「俺はこれから、東京府へ向かう。やらなきゃならねぇことがあるからな。お前ら3人も、あっちで仕事を探せ。あの里にいるよりよっぽどマシだろ。」
「・・・はい!!」
「道中長いが、東京につくまでは俺がお前らを守る、安心しろ。」
このとき雛鶴は13歳、まきをが12歳、須磨は11歳。
・・・忍として生きてきた私たちは、新しい世界で生きていけるのだろうか、そんな不安を抱きながらも、自分たちを守ろうとしてくれる天元様の背中がとても心強かった。
「お前ら、くノ一(くのいち)だろ。走りに自信はあるか。」
「は、はい!」
「じゃあ、いくぜ・・せーの!」
俺らは全力疾走で里を抜け出した。
「はあ、はあ、はあ・・・大丈夫ですかね、追手がきたりしませんか?」まきをが言う。
「ここまでくれば大丈夫だ。それに、奴らは俺に未練なんてないだろ。」
「・・・これからどうするのですか。」
一番年下の須磨が心配そうに尋ねる。
「俺はこれから、東京府へ向かう。やらなきゃならねぇことがあるからな。お前ら3人も、あっちで仕事を探せ。あの里にいるよりよっぽどマシだろ。」
「・・・はい!!」
「道中長いが、東京につくまでは俺がお前らを守る、安心しろ。」
このとき雛鶴は13歳、まきをが12歳、須磨は11歳。
・・・忍として生きてきた私たちは、新しい世界で生きていけるのだろうか、そんな不安を抱きながらも、自分たちを守ろうとしてくれる天元様の背中がとても心強かった。