第1章 -昔の話-
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「李亜、起きろ、朝だぞ」
「ん・・・・え、てんげ・・・ん?なんで・・・あっ!///」
李亜は、昨晩のことを思い出したようで、顔を赤くして布団をかぶる。
「すぐ眠っちまったもんな。大丈夫か、体、痛かったろ。」
「・・・う、ん。大丈夫。ねえ、天元は・・・その・・・はじめて・・・だったの?」
「当たり前だろ。責任とれよ。」
ぶっきらぼうに言ってみる。
「・・・責任は・・・とれないけど・・。ありがとう。いい思い出になった。」
鼻から下を布団で隠しながら、俺をまっすぐ見つめる李亜。思い出?なにいってんだ・・・
「・・・・・そろそろ2年か。俺の任務は一旦終わるが、鬼殺隊員になれば、また一緒にいられるんじゃないのか。」
「いくら天元でも、鬼殺隊員になるには修業が必要よ。元柱のところにいって、呼吸法を学んだり、数々の試練を乗り越えないといけない。途中で命を落とす者も少なくはないのよ。」
「それは、覚悟してる。一旦、里に戻って親父に話をつけるが、賛成するとは到底思えない。親父にずっと従ってきたが、こればっかは譲れねぇ。」
「・・じゃあ天元は、宇髄家を出ようとしているの?」
「ああ、親父に何と言われようとな。ただ、弟達が気がかりだからよ、一旦は里に戻ろうと思う。」
「・・・本当にいいの?これ以上先は、修羅の道よ、命の保障はないのよ。」
「忍びだって、同じだ。・・・俺の姉弟は9人いたんだ。親父の過酷な修行で6人は死んだ。おかしいだろ。俺はあんな人間にはなりたくない。もし弟達も親父から逃れたいといったら、一緒に里を出ようと思う。」
「・・・天元もたくさんつらい思いをしてきたんだね。」
そういって布団から腕をだし、俺の頬に優しく手を添える李亜。李亜と出会えたことで、人としてのあらゆる感情を知ることができた。喜び、悲しみ、楽しみ、怒り、・・・そして、愛おしさ。
頬に添えられた柔らかな手をそっと握り、李亜に口付けをする。昨晩の余韻が抜けない。布団の隙間からちらりと見えた李亜の体にそっと触れる。
「・・・え///てん・・げん?・・・・っ///」
ああ止まらない。離れられるのだろうか、俺は。
命なんて賭けずに、一緒に笑って歩ける道はないのだろうか。
そんなことを思いながら、李亜を抱く。
少々拒みながらも、俺を受け入れる李亜が愛おしくて仕方がなかった。
「ん・・・・え、てんげ・・・ん?なんで・・・あっ!///」
李亜は、昨晩のことを思い出したようで、顔を赤くして布団をかぶる。
「すぐ眠っちまったもんな。大丈夫か、体、痛かったろ。」
「・・・う、ん。大丈夫。ねえ、天元は・・・その・・・はじめて・・・だったの?」
「当たり前だろ。責任とれよ。」
ぶっきらぼうに言ってみる。
「・・・責任は・・・とれないけど・・。ありがとう。いい思い出になった。」
鼻から下を布団で隠しながら、俺をまっすぐ見つめる李亜。思い出?なにいってんだ・・・
「・・・・・そろそろ2年か。俺の任務は一旦終わるが、鬼殺隊員になれば、また一緒にいられるんじゃないのか。」
「いくら天元でも、鬼殺隊員になるには修業が必要よ。元柱のところにいって、呼吸法を学んだり、数々の試練を乗り越えないといけない。途中で命を落とす者も少なくはないのよ。」
「それは、覚悟してる。一旦、里に戻って親父に話をつけるが、賛成するとは到底思えない。親父にずっと従ってきたが、こればっかは譲れねぇ。」
「・・じゃあ天元は、宇髄家を出ようとしているの?」
「ああ、親父に何と言われようとな。ただ、弟達が気がかりだからよ、一旦は里に戻ろうと思う。」
「・・・本当にいいの?これ以上先は、修羅の道よ、命の保障はないのよ。」
「忍びだって、同じだ。・・・俺の姉弟は9人いたんだ。親父の過酷な修行で6人は死んだ。おかしいだろ。俺はあんな人間にはなりたくない。もし弟達も親父から逃れたいといったら、一緒に里を出ようと思う。」
「・・・天元もたくさんつらい思いをしてきたんだね。」
そういって布団から腕をだし、俺の頬に優しく手を添える李亜。李亜と出会えたことで、人としてのあらゆる感情を知ることができた。喜び、悲しみ、楽しみ、怒り、・・・そして、愛おしさ。
頬に添えられた柔らかな手をそっと握り、李亜に口付けをする。昨晩の余韻が抜けない。布団の隙間からちらりと見えた李亜の体にそっと触れる。
「・・・え///てん・・げん?・・・・っ///」
ああ止まらない。離れられるのだろうか、俺は。
命なんて賭けずに、一緒に笑って歩ける道はないのだろうか。
そんなことを思いながら、李亜を抱く。
少々拒みながらも、俺を受け入れる李亜が愛おしくて仕方がなかった。