人を呪わば
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凄いバトルだった。
幼稚な言い方になるがそれ以外に言葉がでない。
2匹がお互いの効果無効を上手く活かして立ち回る見事なコンビネーション。
正に完封という言葉が相応しい圧倒的な勝利だった。
「お疲れ様!ゆっくり休んで」
「バ、バカな!」
「う、嘘だろ!」
あまりに呆気なくやられた自らのポケモンに男2人が狼狽する。
「大前提としてレベル差!あと、技構成と道具は大事!」
ツカツカと2人に歩みよる青年に男たちがわかりやすく怯える。
「本来、本気のぼくらの前に立てるの、廃人って呼ばれる強者だけ。厳選、振り分け、クオリティ。全部踏破したごく一部。きみたちじゃ、その権利すら与えられていないんだよ?」
変わらぬ笑顔を絶やさない青年に男の1人がハッとした表情を浮かべる。
「…あ…ぁ!厳選…廃人…!まさか、サブウェイ……」
「あー!そうそう!約束!」
「…え?」
言いかけた言葉に青年が被せるように声を上げた。
話が読めなくて呆けている2人にずいッと顔を近づける。
「言ったよね?ブラックバギーの名にかけて、約束事してくれる。って」
ややあって自らの発言を思い出した男が狼狽る。
「そ…!それは…!!」
「ぼく、嘘をつく人と約束破る人、絶対に許さない」
ピリピリとした肌を刺すような張り詰めた空気。
自分に向けられたわけでもないのに喉の渇きを覚えるような緊張感。
こちらの角度から青年の顔は見えないが、直視している男たちの顔が真っ青になったのが見えた。
「じゃあ指切り!手、出して!」
硬直する2人と小指を無理やり繋いで、「ゆーびきーりげーんまーん」と歌い出す。
その歌が、その歌い方が、記憶にこびり付いたいつかの病室を連想させる。
「2度と彼女に近づいちゃダメ。約束だよ?」
壊れた人形のように首を縦にふって男が一目さんに逃げ出す。
人間でもにげあしって使えるんだー、なんて呑気に見送る青年の背中がある人物とダブって見えた。
「…クダリくん…?」
口をついて出てしまった言葉はしっかりと目の前の人物に届いたようでピクリと反応した青年がニコニコと笑いながら振り返る。
「うん。ぼく、クダリ。ギアステーションでサブウェイマスターをしてる。久しぶり?委員長」
ああ、私の人生最大の報いはとうとう今日帰ってきてしまったのかと理解した。
幼稚な言い方になるがそれ以外に言葉がでない。
2匹がお互いの効果無効を上手く活かして立ち回る見事なコンビネーション。
正に完封という言葉が相応しい圧倒的な勝利だった。
「お疲れ様!ゆっくり休んで」
「バ、バカな!」
「う、嘘だろ!」
あまりに呆気なくやられた自らのポケモンに男2人が狼狽する。
「大前提としてレベル差!あと、技構成と道具は大事!」
ツカツカと2人に歩みよる青年に男たちがわかりやすく怯える。
「本来、本気のぼくらの前に立てるの、廃人って呼ばれる強者だけ。厳選、振り分け、クオリティ。全部踏破したごく一部。きみたちじゃ、その権利すら与えられていないんだよ?」
変わらぬ笑顔を絶やさない青年に男の1人がハッとした表情を浮かべる。
「…あ…ぁ!厳選…廃人…!まさか、サブウェイ……」
「あー!そうそう!約束!」
「…え?」
言いかけた言葉に青年が被せるように声を上げた。
話が読めなくて呆けている2人にずいッと顔を近づける。
「言ったよね?ブラックバギーの名にかけて、約束事してくれる。って」
ややあって自らの発言を思い出した男が狼狽る。
「そ…!それは…!!」
「ぼく、嘘をつく人と約束破る人、絶対に許さない」
ピリピリとした肌を刺すような張り詰めた空気。
自分に向けられたわけでもないのに喉の渇きを覚えるような緊張感。
こちらの角度から青年の顔は見えないが、直視している男たちの顔が真っ青になったのが見えた。
「じゃあ指切り!手、出して!」
硬直する2人と小指を無理やり繋いで、「ゆーびきーりげーんまーん」と歌い出す。
その歌が、その歌い方が、記憶にこびり付いたいつかの病室を連想させる。
「2度と彼女に近づいちゃダメ。約束だよ?」
壊れた人形のように首を縦にふって男が一目さんに逃げ出す。
人間でもにげあしって使えるんだー、なんて呑気に見送る青年の背中がある人物とダブって見えた。
「…クダリくん…?」
口をついて出てしまった言葉はしっかりと目の前の人物に届いたようでピクリと反応した青年がニコニコと笑いながら振り返る。
「うん。ぼく、クダリ。ギアステーションでサブウェイマスターをしてる。久しぶり?委員長」
ああ、私の人生最大の報いはとうとう今日帰ってきてしまったのかと理解した。