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いくつになっても

彼の誕生日の前日に彼に家で集合と約束していたから寄り道せずに帰宅した、のだが。

この金髪は何を考えているんだろうか。
自分の恋人はたまに世間の話題に置いていかれることはあれど常識はある人間だ。頭も良いし、感性も良いものを持っているのだが、たまに発送について行けなくなるきらいがあって以前は自分で頭のてっぺんからしっぽの先まで完璧に女装し街を歩いたこともあった。
今回のこれは、その延長なのか?
「ちょっとさ、たまにはマンネリ解消ってやつ?まあまあ可愛いんじゃないの?」
いけしゃあしゃあと述べるピンクの抜けた金髪は自分のボトムスをつまんで広げてみせる。何を思ったかは知らないが、その様相はマジで何なんだ。
「ハロウィンもう過ぎてるけど」
「知ってるよ。もしそのためならもっとクオリティ上げていくに決まってるっしょ」
「ああ、そう……」
「結構可愛くない?」
ため息をついた先にいる彼は、紺地に白とピンク色の細めの線でチェックが入った膝上10センチのプリーツスカートを履き、ダボッとした大きめのVネックカーディガンが第2まで開けられた白シャツに合わせられ、首にぶら下がるのは赤みの強いピンクのリボン。しっかりハイソも装備し、アイドル誌のジュニアやライブでのヘアーを思い起こせる金のヘアピンがこめかみ辺りにいくつかつけらている。これがキツかったらああだこうだと言えるのだが、謎にフィットしてしまっているのがなんともいえない。
どうしたんだマジでと立ち尽くす自分を見兼ねてか「ねえ」と咎めるように声を掛けられる。
何を言うかと思えば、
「シたいんだけど」
「……は?」
ド直球すぎる誘い文句を吐き出した彼は痺れを切らしたらしく俺の肩を掴んで鼻先が触れ合うほど顔を近付けた。
「聞こえない?溜まってんの。ヤリたいの」
「……他にも誘い方あっただろ」
「勢いは大事でしょ」
あのなぁ、と言い返そうとしたが、その前に色付きリップを纏ったそれに口内を遠慮なくまさぐられた。いつもは軽いキスから深めていくけれど、ぶつかるようにくっついてきた唇はいきなり舌を奥まで伸ばそうとしてくる。よほど興奮しているのか、触らなくとも高ぶっているのが分かった。
一旦体を離して息を整え彼の方を見やると、さっきのにへらとした態度から一変、薄い色の瞳は甘い甘い飴玉を溶かしたようにとろりと艶を纏い、唾液でてらてらと光る唇からは誘うように舌を覗かせている。
「俺が抱いてって言ってんの。うだうだしてないで早く構ってくんない?」
可愛い系のカッコをしといてそんな男前に啖呵を切るのはいかがなものだろうか。そう思うが、彼の誘いに乗ってきている自分を否定できなくなってきて開き直り彼の望むままにこの恋人を構い倒してやることに決めた。そういう場合素直に楽しむのが吉だとこの歳になって分かるようになってきていたのもある。
加えて、今日は誕生日前夜だ。やりたいことをさせてあげたいと思うし、そういうプレイが望みなら付き合ってやる心の広さぐらいは持ち合わせている。

壁に押し付けられていたところを逆に押し付け返し、不意をついて清楚なプリーツスカート越しに膝で股間を押し上げるとうんと感じ入った声が漏れる。
「……えっろ」
「ここ2週間焦らしたあなたが悪い……! 、あッ」
後ろに手を回しその辺をまさぐれば、下着越しでも容易にわかるぐらい緩んでいた。
「わざわざ慣らしてくれたんだ」
「だから、早くしたいって言ってんじゃん!」
「……分かった」
カーディガンで半分以上隠れた手を掴み寝室へ向かい、軽い身体をヘッドボードの方に追いやった。そこに背を付け座るような体制になった彼は慌ててスカートを整える。その姿がなんだはいじらしくて、とことん虐めてやりたくなる。
「ひっ…やぁ」
スカートに隠れた滾りを遠慮なく掴んで扱き、やだやだと突っ張る手を叩き落とす。何度も感じやすいところを攻めて、呆気なくイかせた。ベッド下の箱を引きずり出し、しっかり消毒してある鉄の輪を取って荒く息をする彼の吐き出したばかりのそこの根元に設置する。
「え、」
「女のコはここで出さないでしょ……嬉しそうな顔、したの知ってるよ」
ピクっと手が動く。俺を上目遣いに見上げた瞳はやはりとろとろとした欲に濡れているようだ。
「意地悪して欲しいって顔してる…かわいいね」
腰を掴んで体制を入れ替え、半ば寝転がる体制の自分に彼を跨がせた。大きなシルエットの下の腰がとても細くて、知っていたはずなのにグッときてしまう。それに対して俺の足の上に座ったときにスカートから見える太腿は綺麗な筋肉に覆われているのがまた良い。
そして、腹に手をついてこちらを伺う彼は次何をさせられるのか分かっているらしい。
「乗って。何すればいいか……分かるだろ?」
「……ん、」
膝立ちになり、まず下着を脱いで後ろのスカートをたくし上げ、俺のものの位置を確認すると少し笑った。
「バキバキ。ははっ、やっぱ制服効果あったじゃん」
「誘ったの誰だよ」
制服越しに胸の粒を引っ掻くとその笑みを引っ込めて息を詰める。軽く息を吐いたあと、暖かい感触が先端を包み込み、そのままナカに受け入れていく。一番入りにくい太いところがなかなか入らなかったようなので腰を上げて奥を軽く突いたら内壁が小刻みに震えた。
「あッん、急にやめてって」
「手伝っただけだって…ごめん、待てないわ」
「や、ちょ、待っ…あん、うぁ、ぁあッ……」
ズレないように腰を支えながら奥を目掛けて弄り始める。柔らかく俺を受け入れるそこはとてもいい具合に緩んで、かつ締め付ける。感度も上がっているらしい。
「あ、や、あぁっ…待って、だめ、」
「まだ入り切って無いんだからもうちょい我慢して」
「はッ、デカすぎだろ、…ん、ぁあ!」
体が上下する度にスカートも揺れるのに謎の背徳感を感じさせられてまた自分のモノが大きくなった気がする。彼も若干顔を歪ませた。
「あ、や…あぁッ、だ、めぇ……!」
抵抗しないまま揺さぶられ続け、涙の流れる乱れた顔を恥じるように両手で覆う。可愛い。なんでこういう時に顔隠しちゃうんだろうね、もっとすごいとこ見られちゃってるのに。
「ふっ、く……!」
「は、ああーーーッッ」
体を痙攣させてイくと、脱力しシーツに手をついて息を整えようとする。俺はナカにぶちまけてしまったことに今更気づき慌てたが彼は、
「あなたの、あっついね」
そう言い腹を撫でる。その言葉はどう取ったって煽りだ。出したばかりの気怠さなんて吹っ飛んで、腹筋を使い起き上がると驚く彼を他所にコックリングを外した。目を見開き、さっきので数度中イキした分溜め込んだ快感を溢れさす。今までは限界まで我慢させるのが常だったから量は少なめだが、別にいい。俺の肩に爪を立て耐える手を取り引いて、目線を合わせて命令するように言う。
「上のボタン外して」
「へ?」
「早く、」
のろのろと日焼けた手を動かし、まずカーディガンのボタンに手をかけて1つ1つ外していく。白シャツは生地が固めで手際が悪かった。焦らされた俺は第3、第4、第5ボタンが外されたあたりで薄い肩を掴み後方へ押し倒した。
「いぁああッ……! 、ひ、」
ついでに体重をかけて深く深く抉る。
肌寒くなってきたとはいえそろそろ暑くなってきた。今更だが、着ていたTシャツを脱いでベッドの脇に置く。
下を見れば手越がじっとこちらを見て頬を赤くしていた。肌蹴たワイシャツに手を差し込んでツンと立った乳首に触れる。
「んっ、」
「なーに見てんの」
からかうように言ったら、表情を隠すように横を向いて、手元にあったクッションに顔を押し付ける。そこでくしゃくしゃになったヘアピンが見えて、取ろうとするといちいち感じるらしいことが震えから分かったのでわざと首筋や耳元に指を触れさせた。
「耳真っ赤だよ」
すれば悔しげにキッと睨まれる。そうそう、そういう顔、嫌いじゃない。全部取り外したらすぐに上から更に奥まで腰を打ちつけ、胸飾りに歯を立てもう片方は指で強めに擽ると酷く身体を震わせた。
「ふえ、あ、ああ、ヒッ…だめ、あっ…それ以上いじったらだめッ」
「まだ入り切ってないんだけど」
だめ、なんてもっとと同義。彼にもっと腰を上げさせたらスカートがはらりとめくれて全部が丸見えになり戻そうとするが、それを許す訳もなく反対にぐっぽり嵌った結合部を見せつけるようにすると泣きそうに顔を歪ませる。
「激しくするけど、ごめんね」
「や、……ぁああッ」
ぐちゅ、ずちゅと卑猥な音が部屋に響き高い声がひっきりなしに上がり、丸い頬は泣きすぎて赤くなりかけている。途中で何度も呼吸が乱れて、同じタイミングで内壁が震えるので何度も絶頂しているのが分かるし、「早くイって、お願い」と涙目で懇願されるのにはたまらなくなる。
本来なら丈夫で軋まないはずのベッドもあまりの振動に悲鳴をあげた。
「あッ、んん、」
「ふ…かわい」
「ぅ、あ…〜〜〜〜ッッ」
中イキを繰り返した彼のそこからは力なくとろとろと漏れているだけ。仰け反り顕になる首元には回転してリボンが隠れただの紐にしか見えないそれが引っかかって、擦れたのか紐状の痕が残っている。……前に衣装として作ったチョーカー、首輪を思い出してつい腰がさらにずくりと重たくなった。
「……ごめん、あと一回」
「え、待って待ってムリ!!」
「誘ったのが悪い」
スカートを下ろし、カーディガンを引き剥がす。邪魔くさいリボンも取りさったが白シャツを脱がせるまで余裕がなくて中途半端に肩が露出した状態で体を反転させ腰を上げさせた。いやいや言うのを軽く尻を叩くことで静かにさせて追加のローションをひくつくそこに垂らし、いきなり奥まで突き立てた。
「ヒッ、あ、やぁ!」
「あー……きもちい」
「ばかばかっ、ンッ、む、無理…だってぇ…」
「すぐ済むから」
体重をかけつつじたばた暴れようとする彼の浮き出た肩甲骨の辺りを軽く押さえつけて抜き差しを繰り返す。前立腺を潰すように押し付けると、喘ぐと言うよりもすすり泣きに近い声がする。
「ぅわッ」
「ヒッ、あ゙」
少し角度を変えようと腰を掴み直した時、先端が奥の奥にある輪に入り込みぐぽ、と音が聞こえた。既に外に3回出して、俺に教えこまれた中イキで何度達っしたか分からないほどした結果気持ちよさに震えるばかりとなっていた身体が大きく跳ねる。仰け反った背筋のラインが綺麗だ。「無理」とすら言えないのを見ると、うっかり結腸にまで入り込んでしまったようでこちらまで呻く羽目になる。この締めはヤバい。こうなれば理性の糸はまた1本切れて、誠意のない「ごめん」を言い残し獣のように細い身体の中に自身を重く突き始めた。セックスしている、そのいかにもな音でさえも重ねて俺を煽ってくる。
「やぁ、ッあ、……た、か、タカぁ…ッう」
俺を呼びながら手をぱたぱたと動かして何かを探す。手を上から包むように握ると力の入らぬ中で必死に縋り付いてきた。
「ゆう、好きだよ」
「あん、うぅ……はあッ」
「かわいい。最後は一緒にイこうね」
ピストンに加え、限界まで張った彼の滾りを軽く梳くとさらに強く締め付けられて彼がイった直後、追うように最奥へと欲を吐き出した。

「………あー、やばい」
余韻で小刻みに震える恋人の上に乗っかってまま脱力する。案の定、しばらくすると「重い」と苦情が来たので反抗せずに上から退いた。横に転がると、泣き腫らした瞳にじっと見つめられる。
目元に口付けて、この情事のきっかけに言及する
「マジで今日の誘い方はどうなんだよ」
「たまにはいいだろ、バカみたいに誘って馬鹿みたいに求めあったって。俺も前夜にテンション上がっちゃってさぁ」
手を伸ばし汗ばんだ髪に手を差し入れ引き寄せて、ちょっと前の可愛げを霧消させる調子のいい口を塞ぐ。こんな飄々とした態度なのにも関わらず、後ろからしたらキスが出来なくなるから、出来なかった分事後にしないと次の朝拗ねてしまう面倒くさくて可愛いところがこの男にはあるのだ。
「もっと」
「はいはい……」
「ん、」
唇は涙で濡れていたことで触れるとひやりとした冷たさを感じた。けれど口内は余韻を残したままでとろけるように熱い。1回離した手をまたつなぐと嬉しそうに微笑む。
「明日はキスで起こしてよ」
「珍しく可愛いこと言うじゃん」
「俺はいつだって可愛いだろ」
表情をきりりとさせて口角を上げる。そんなキメ顔したら可愛いってよりかっこいいほうだと思うんだけどな。
「寝込み襲ったら承知しないから」
「えー」
表面だけの不平を唱えつつ薄い唇に再度ちゅっと口付ける。伏せられた瞳が、睡魔によって重くなっているらしいのが緩み始めた口調からも分かった。
「眠いでしょ?おやすみ、ね」
「……おやすみ、タカ」
俺が彼の頬に当てていた手に凭れて、先程までとは打って変わった子供みたいな顔で眠る恋人をしばらく見つめる。
「明日は、ちゃんと祝ってやるからな」
可愛い額にキスをしてからタオルを取りに風呂場へと向かった。







✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼







石鹸や、ハーブのような爽やかな香り。目を開かなくたって分かる、恋人の家だ。わざと起きずに待って、彼の気配が部屋に入ったと思うとわざと鼻から抜けるような声を出してもうすぐ起きるよと合図を出す。
「ゆう」
ほら来た。
ベッドに膝で乗り上げて、前髪を梳く優しい手が頬を滑り、耳辺りで止まる。体が傾いて、唇に暖かい感触が触れた。何度か合わせられて、その度にふにふにと気持ちのいい弾力に癒される。
すると突然唇を指で摘まれた。
「起きてんの分かってるよ」
「……バレてた?」
「ちょっと笑ってる」
えへへ、と笑った俺にまた1つ、2つとキスが降らされる。昨夜のそれとは似ても似つかないようなバードキスだ。ちゅ、ちゅと可愛らしい音が部屋に響いた。自分も無意識に彼の背に腕を回していく。
「ゆうや」
「なあに?」
優しい目だ。夜空よりも深い色が俺を見つめている。いつも平坦な色をして感情が分かりにくいそれは、こういう時に限って優しくなりむず痒い程に恥ずかしくなる。俺愛されてんなぁ、って。
「誕生日おめでとう」
「ふふ、32になりましたー」
「変わんないな、本当に」
「そう言うのは貴方だけだよ」
「知ってんのは俺だけでいいの」
抱きしめられてそのまま身体を起こされ、またキスが降ってくる。このふっくらした見た目の通り柔らかいぽってりリップも昔から全く変わっていない。抱きしめられてそれに抱き締め返すと、ちょっと待っててと言ってタカは一旦部屋を出る。すぐに戻った彼の手には綺麗な紙袋がひとつ。そしてひと回り小さめのものもひとつ。
彼はまず大きめの方のものを取り出した。ホワイト寄りのクリーム色で、襟に1本の薄めの色でラインが入っているラウンドネックニット。
「これ、俺に?」
「そう。あと……」
今度は小さい方。そこには、両手で収まるサイズのニット。俺のものとお揃いらしい。サイズも考えてこれは……
「エマにも!?」
「うん。お揃いにしたら喜ぶかなって。サイズ合ってるか?小型犬のトイプードルですって言ったんだけど」
「合ってる。完璧!ありがとう!!あいつも喜ぶよ」
いつの間に作っていたのか、ベッドサイドのチェストに置かれたコーヒーを口にして微笑む。
「自分に貰ったプレゼントよりもエマの方のに喜ぶってどうなんだよ」
「あなたがエマをそんなに気に入ってくれんのが嬉しいんだよ。あ、俺のセーターもめっちゃ嬉しいからね?冬物あんま持ってなかったし、使いやすそう」
「てごしにはそのぐらい可愛いのの方が似合うよ」
また頬に大きな手を当てられて、そっと包まれれる。それに自分の手を重ねて軽く押し付け、もう片方の手で彼の首裏に手をかけて引き寄せた。
軽い接吻の音が部屋の中に響く。柔らかな朝陽が部屋を照らして、明るい色の頭髪に反射する。若干色の抜けた黒が朝陽に透けるのが綺麗だ。何度かキスを繰り返し、2人は見つめ合う。そしてまた吸い寄せられるように影が重なった。筋の目立つ手に首筋を撫でられ耳元を通った時、細いチェーンがしゃなりと鳴って揺れた。
「あれ、俺なんか首に付けてる?」
首に触れた冷たい感触を探ると、どうやら首飾りのようだった。でもこんな揺れるものをつけた覚えはない。
もう一度増田さんが指さした胸元を見るとやはりそこには見慣れないペンダント。彼を見たら優しい笑みをこちらに向けている。その胸元には俺が夏にプレゼントした恥ずかしいメッセージ付きのペンダントが。
ということは、俺のにも?
一旦外してみるとそれは俺が持っているハートのピアスに少し似たもので、違うところといったら後ろに文字が彫れるスペースがあるところだろうか。文字列を指でなぞる。たった2単語だけれど、こんなの頬が上がるのを止められるはずもない。
「……ふふふ、へへっ」
「笑い方なんとかしろって」
多分、俺の耳は真っ赤で、顔も然りだろう。
「いいじゃん。……ふふっ、僕だけがあなたを愛せるって?」
でも彼だって耳を赤くしてるのに、声は照れる素振りを見せず、
「うん。この世界の誰よりね……」
そう言って抱きしめられる。
いつの間にしゃあしゃあと歯の浮くようなセリフが言えるようになったんだか。昨夜バカみたいな誘い方した自分が言えたことではないけれど。
「これ、もう1回俺につけて」とペンダントを差し出し、チェーンが繋がった軽い金属音が聞こえたら、我慢できなくてすぐに彼の方に体重をかけて後方へ押し倒し、唇を押し付ける。
「大好き」
恥ずかしくって目を合わせられなくなって、肩口に顔を埋めて抱きついて言った。腰に手が回ったと思うと視界がぐるりと回り天井と恋人の顔が見える。今度は深めにキスを交わし合う。
そんなに愛してくれてんなら、「好き」の出し惜しみをしたらだめだから。ありったけの愛を恋人の俺にちょうだいよ。その倍の倍の倍、返してあげる。

手をどちらとなく握りあって、
さあ、今日も愛し合おう。
フォーエバー・マイン、俺の心も何もかも全ては、ずっと、貴方のものだ。




















♡゚・*.Happy Birthday,Tego*・゚♡
2019/11/11
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